
サラリーマン「再起動」マニュアル/大前 研一

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ぼくの評価





(業界問わずスキル向上に大いに役に立つ一冊!おすすめです!)
業界、世代問わず現在ビジネスの世界でなにが起こっていて、これから勝ち残っていくためにはどういう行動をしていけばいいのかが学べます。
ビジネスの世界ではすでに古いとされる発想が「旧大陸」
これからの時代に求められる新しい発想が「新大陸」
と、表現され、
それに加え、現在の金融崩壊による大不況も重なって、
今がまさに変革の節目だとぼくも思います。
では、本書でのポイントをぼくなりの視点でまとめてみたいと思います。
1.「リブート」の必要性について。
大前さんは最近、リブートということばを頻繁に使っています。
なぜリブートが必要なのか。
それは、21世紀のこれからにおける企業の在り方、ビジネスの展開はまったく今までのやり方が通用しなくなるということ以外にありません。
つまり軌道修正などではなく、一度全てリセットしたほうがいいということです。
既成概念にとらわれたままだと簡単に足元をすくわれていく可能性が非常に高い。
これはぼくもマーケットを日々見ながら、ひしひしと感じます。
2.Web2.0の発想を持った仕事術
この発想は、ぼくがこのブログでも紹介しているいわゆるGoogleの発想そのものだと思います。
まさにWeb2.0の発想を完全に落とし込んだ企業がGoogleなのです。
今現在、ビジネスの世界で完全なるWeb2.0で生み出されるサービスのスピードは世界最高です。
個々が今現在もこの1秒、1秒も生み出しているというスピードはどんな大企業だろうが、どんなに優秀なベンチャー企業だろうがかないません。
これは断言できます。
こんなに現代のビジネススピードが速くなってしまったのはまさにITに根源があり、さらにその中でも最高水準なのがWeb2.0でありGoogleなのです。
さらにそのGoogleでさえ、今は変革を求められているので本当にビジネスの世界は厳しいものです。
つまり、その世界最高のビジネススピードのノウハウを少しずつでも自分に取り入れていけば、それが競争力になる。
21世紀を生き残るビジネスマンはこの発想を少なからず理解しておく必要があるとぼくも思います。
3.35~40歳までにしておかなければならないこと
転職も自分を否定してくれるのも若いうち。
この年齢をすぎると、どれも状況として難しくなります。
大前さんも40歳以上で大きく変われる人はあまり見たことがないと言っていますが、
まさにその理由は、指摘や自分を否定してくれる人がいなくなってしまうことや環境を変えることが難しくなることだと思います。
若いうちは先輩や上司などに怒られたり、指導されたり、確かにストレスが溜まることも日々ありますがそれを自分なりに取捨選択し成長していく。
この中年層と呼ばれる期間までにいかに自分を磨き、誰しも(または会社)に必要とされる人材になれるか。
まさにそこにこれからの時代を生き残る術が凝縮されているのだとぼくは思います。
トヨタ自動車でさえ赤字になり、機動力に乏しい大企業が逆に淘汰されていく時代。
そんな時代が実はすぐそこまで迫ってきているという可能性も否定できないのではないでしょうか。
※年末のごあいさつ
今年の9月末に始めたこのブログも今回で20回となりました。
だんだん更新頻度が・・・なところがありますが、まあご愛嬌ということで(笑)
今年一年、読んでくださったみなさんありがとうございました。
まだまだ未熟な知識とつたない文章ではありますが、来年もがんばって書いていこうと思いますので、
来年もぜひ遊びにきていただけるとうれしいです。
みなさんの2009年が良い年になることを願って。
それでは。
よい、お年を。


