今回は「ビジネススキルを向上させること」と「読書」の関係についてぼくなりの考えを書かせていただきたいと思います。
ぼくの中では、ビジネス本を読み続けることの意義を大きく2つに定義しています。
1.自分の頭の中で展開した考えや主張、発想を再確認する。
これは第2回でも書かせていただいた自分なりの解釈に基づく発想です。
第2回はこちら↓↓↓
http://ameblo.jp/syohyo-technology/entry-10144204705.html
ビジネスの世界に身を置き、経済活動をしていくにあたって必ず自分なりの考えや主張などが必ず出てくると思います。
あるひとつのことに対して「オレはこう思う!」とか「みんなこう言ってるけどオレは違うと思う」とか、意見のずれが起きますよね?
それを誰かに自分が正しい発想なのか、それとも間違った発想なのかを判断してもらいたいと思うようになると思います。
その判断をしてくれる有力なツールが「ビジネス本」です。
それを書かれている方はほぼ間違いなくその道のプロかもしくは関係者の方です。
私も経験がありますが、自分はこう思っているんだけど・・・と思いビジネス本を購入し、読破したときにその意見が著者と一致するとなんともいえない感動があります。
「あ。オレ間違ってなかったんだと」
次の日会社で思いっきり主張できます(笑)
また否定されたら、その読んだ本を提示してください。
「私を否定することはこの本の著者を否定することになりますよ」と。
もちろんその本の著者はその道のプロですから、誰もなにも言えないほどの効力を発揮します。
そうなればあなたは周りから見る目線が変わり「こいつデキるポイント」がアップします(笑)
ビジネススキルを手っ取り早く上げるために最も有効なのは「模倣」だといわれていますが、まさしくこれも読書にて模倣できると思います。
成功した経営者はどのような人生を歩んできたのか?またどんな発想を持っているのか?
結果を出すビジネスマンはどんな仕事の仕方をしているのか?
ビジネススキルを向上させたい人はそういったことに興味が尽きません。
というわけで、1つ目は「再確認ツール」です。
2.新しい知識の発掘
これは簡単に言えば「新発見」です。
どんな人でも当てはまることだと思いますが、ひとつの会社に所属し、ひとつの部署の限られた空間でずっとはたらいていると得られる情報はごくごく限られてきます。
ビジネスの世界だけでくくっても、世界では自分が知らない情報がこれでもかとあふれています。
その中の自分が知っている知識など、0.01%かそれこそ0.0000000001%にも満たないかもしれません。
ビジネス本を読むにあたってのビジネススキルを向上させることを極論で言うと「世界中の経済活動におけるすべての情報を知る」ことです。
もちろんそれをすべて知ることはどんなに優秀な人間だろうと不可能なことです。
ただ、そのたとえ数%でもいいから多くのことを知っている人がビジネスの世界で上に立ったり、経済的に裕福になったりしているのではないでしょうか。
そして、さらに前提として理解していただきたいのは「経済はすべてつながっている」ということです。
たとえ自分が所属している業界とはまったく関係のないと思っていた業界でも、必ずそれはどこかでつながっていたりするものだと思います。
まったく興味がない分野で、さらに今後の自分にとってあまり影響がなさそうだなと思ったら無理に読む必要はないと思いますが、多少なりとも関係がありそうだなと思った本というのはぼくの経験上案外発見があったりします。
ということで、ふたつめは「あ。そうなんだ!」という「新発見ツール」です。
さらにこの2つ目の新発見ができると、1つ目で述べた考えや発想などにつながり、自分の主張や疑問点が解決・修正されたり、さらに新しい発想や考え方ができるようになったり、誰かに質問されたときの回答の幅が広がります。
そう。
ビジネス本を読むことによって、おもにこの2つのサイクルが起きます。
では、ここでぼくがおすすめする読書法を紹介します。
それは読んでいて気になった箇所があったら、一度読むのを辞め、そのことについて自分なりに考えてみることです。
どうしてそんな事態に陥ったのか?どうしてそんな判断をしたのか?どうしてそんなに成長できたのか?などなど。
あらゆる場面が想定されますが、それが自分だったらどうするかと自分に当てはめて考えてみることがビジネス本を読むにあたって非常に大事なことなのではないかと思います。
ビジネス本を読むと自分のビジネスに対する世界観が広がります。
ただし、ベースとして経済をおもしろいと感じることができなければ、継続してビジネス本を読み続けることは難しいかもしれません。
マンガ本で例えると、マンガ本って近くにあるといつの間にか手に取っていて読み始めて気がつくと時間が経っていたりしていますよね?それがビジネス本になるまでのレベルに達することが理想の形だと思います。
ぼくはそこまでビジネス本を常に読んでいるというほどではありませんが(ぼくだってワンピースとか好きです
)極論で言うとそのレベルまで持っていけることが理想だと思います。
それとひとつ読書では得られない欠点があることを知っておいて欲しいと思います。
それは情報のリアルタイム性に対応しきれないことです。
新聞やWEB、TVといった媒体の情報の速さと比べるとさすがにビジネス本は勝てません。
あくまでも「あるひとつのことに対しての概念や背景などを理解するためのツール」だと思っていただけたらと思います。
もちろんこういったビジネス本を読みつつ、新聞、WEB、TVなどの情報を毎日集めることをおすすめします。
ただぼくが言えることは、知れば知るほど経済はおもしろい構造になっているし、なにより自分の収入が上がったり、地位が上がったり、いいことずくめですのでビジネス本を継続して読むことを強く主張したいと思います。

