ごく一般的な演劇の話です。
劇作家にとって「いい役者」とは、自分の書いた台本の世界をそっくりそのまま再現してくれる人の事だと思います。演出家にとって「いい役者」とは、自分が作り上げたい世界をちょっぴり裏切りながら再現してくれる人の事だと思います。観客にとって「いい役者」とは、普段自分が生きている退屈な日常とは別の世界を再現してくれる人の事だと思います。
役者にとって「いい役者」とは、劇作家、演出家、観客の3者のうち誰の世界を最も再現したいのかを知っている人の事だと思います。
あまりに強引な言い方ですが、恋愛は、自分が「いい役者」にならないと始まらないんじゃないかと僕は思います。そして、相手にどの要素を1番求めるかによって恋愛の形態が決まってくると思うのです。大概の人は(僕もそうですが)、自分の中の劇作家と演出家の要素が強過ぎて、相手を疲れさせてしまう気がします。とりあえずは、観客になってみるのがいいんじゃないでしょうか。
ごめん、ちょっとカッコつけすぎた?
もし、お前にアドバイスっぽいことを言えるとすれば、こんなもんじゃわ。
年下の友人へ
ありより。