「あなたがしたい 事を、一言で答えてください。」
と聞かれたら、
「何もしたくない。」
と答えるしかない。
「何もしたくない人間が、何故、表現活動をしているのですか?」
「自分では、表現活動だとは思っていません。」
「自分で楽器を考案して、寺や神社で演奏することは、表現ではないと?」
「はい。あれは、単なるため息です。自分の力ではどうしょうもない事があまりにも多すぎて、僕は、度々、ため息をつきます。でも、僕のため息は臭すぎるので、他の人にきかせると、迷惑になります。しょうがないので、ため息を作品と名付けて、寺や神社に奉納する事にしました。」
「神仏に、そんな、排泄物のようなものを捧げていいのですか?」
「では、祈りと呼び方を変えましょうか?」
「祈りと排泄物が同義語ですか?」
「どちらも、無い方がいいという点において。」
「・・・・・・詭弁ですね。」
「はい。僕のため息は臭すぎるのです。」