89、ゴミ焼却から高濃度の放射性物質 | NPO法人生涯青春の会

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庭の有機質・小枝などはゴミとして焼却されているが、この煙から高濃度の放射性物質が拡散する。ガンダーセン博士は福島他の汚染された瓦礫をもし焼却処分したならば、日本の国土に人とが住めなくなると警告しいる。これと同じ視点の問題提起が、ジャーナリスト木下黄太のブログにあったので紹介。木下黄太氏は東京という大都市機能を維持できるかという問題意識なのだ。
                         管理人
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以下引用。
清掃工場ゴミ焼却から高濃度の放射性物質は、東京の大都市機能の限界が示されている(整理73)
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/b03832a40f86aa140886c79d41e0dc6a

 活性汚泥のみならず、一般ゴミの焼却についても、都内の清掃工場では、ダストとして集塵された飛灰が、江戸川区の清掃工場では9000ベクレルを超えていて、大田区の清掃工場でも6000ベクレルを超えていたようです。他の清掃工場も殆ど1000ベクレルを超えています。こうしたことは一時的な現象では、恐らくありません。これから東京で、ゴミを燃やすと、一定以上の放射性物質が出てくることは、恒常的になるということです。これは、由々しき事態です。

過去に大都市が機能するかしないかの生命線となるのは、いくつかのポイントのうちの一つはゴミ処理です。ゴミを処理できなくなれば、その都市が大都市としての機能を果たせるのかどうかは難しくなります。そして、今回おきているのは、世界有数のメトロポリタンである東京で、一般ごみの焼却をすれば恒常的に大量の放射性物質が出るということです。
こういう立場に立たされた都市が、首都機能を維持できるのかどうかは、難しい側面があると僕は思います。活性汚泥問題は、汚泥の処理には困るものの、ある種の都市の洗浄システムの中での状況があらわれているものです。放射性物質が水で流されれていくことで、都市機能を取り戻す作業の側面もあります。汚泥の行き場所を適切に定めればです。

しかしながら、ごみ焼却は、ふつうに焼却する中に放射性物質が含まれていて、さらにダストとして再拡散する構造になります。これは、放射性物質が拡散する事を止める方法はなくなります。これは、東京でゴミを燃やせるのかという事ですし、吸着システムを作っても、その放射性物質の存在は変わりません。
一般ゴミでここまで明確に出てくると、東京という大都市システムが維持できるのかという問いかけが僕の中でさらに強まります。本当に腹立たしい事ですが、東京が首都として機能することは、さらに厳しくなったと僕は思います。西日本でもホットスポットもありますが、同様の状況とは違います。(ガレキを受け入れなければですが。)東京、首都圏が厳しくて退避すべきだと、僕が言う中身は、放射性物質の降下量が格段に多く、土壌や食料などからの内部被曝も含めて、厳しいという認識でしたが、さらに一般ゴミの焼却でも問題が明確化したことで切羽つまっていくと思います。

大都市として東京がこのままのかたちで、あり続けられるとは、僕はまるで思いません。