31、骨粗鬆症:原因のたんぱく質で血管の石灰化も 阪大が確認 | NPO法人生涯青春の会

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                    毎日新聞 201072


 高齢女性に多い骨粗鬆(こつそしょう)症を引き起こすたんぱく質が、血管を硬くする「石灰化」も引き起こしていることが大阪大大学院の森下竜一教授(老年医学)らの研究で分かった。この物質の働きを薬などによって抑えれば、心筋梗塞(こうそく)などの危険が増す動脈硬化の予防が期待できるという。

 2日、米心臓病学会発行のサーキュレーション・リサーチに掲載された。骨粗鬆症の要因となる破骨細胞の増加は、たんぱく質の一種、RANKLが活性化することが原因とされ、女性ホルモンが減少するとRANKLが活性化することが知られている。この物質の働きを抑える骨粗鬆症治療薬は現在治験中で、森下教授は「血管への効果も期待できる」と話している。【曽根田和久】


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毎日新聞 201072日 600