2010年1月11日 日経
中国税関総署は10日、2009年の輸出額が前年比16.0%減の1兆2016億6300万ドル(約111兆円)だったと発表した。世界的な金融危機の影響で1983年以来、26年ぶりの前年割れになった。ただ、ドルベースでの輸出額は08年まで世界首位だったドイツの09年実績(11月時点)を大幅に上回り、09年通年では中国が初めて世界一となる公算が大きい。
世界貿易機関(WTO)によると08年の輸出額はドイツ、中国、米国、日本の順で、ドイツが中国を小幅に上回っていた。
中国の09年の輸入額は11.2%減の1兆56億300万ドル。輸出額の減少率が輸入額を上回った結果、貿易黒字は34.2%減の1960億6100万ドルに縮小した。貿易黒字の前年割れは03年以来、6年ぶりとなる。
同時に発表した09年12月の輸出額は1307億2400万ドルと、前年同月比17.7%増えた。輸出額の増加は08年10月以来、1年2カ月ぶり。世界経済の底入れ感が強まるなか、中国の輸出に回復傾向が表れてきた。(北京=高橋哲史)(10日 23:43)
管理人補足
主要国のマクロの数字は整理して置くべきである。
中国の2009年の
・輸出額が1兆2016億6300万ドル(約111兆円)前年比16.0%減
・輸入額は1兆56億300万ドル (約93兆円) 前年比11.2%減
・貿易黒字 約18兆円
日本の平成20年の貿易総額
輸出総額(確定値) 81兆 181億円
輸入総額(確定値) 78兆9547億円
貿易黒字 2兆0634億円
http://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm