● 小筆は洗うの?洗わないの?
手ぶらで通える書道教室 佐久間しょうげつです
最近、急激にアクセスがのびているこちらの記事を更新いたします。
「小筆は洗うんですか??」
小学生のお母さん方によく質問されるのがこちらの内容です。
洗いませ~ん!!洗ったら、1回で使えなくなってしまいます。
太筆は洗うので、太筆と混同してしまうことがあるのでしょうね。
小筆は、筆の中心が一番長く、外側は半分くらいの長さになっている場合も多いです。
その場合、せっかく接着剤で固まっている部分を水で洗ってしまうと全部ほぐれてぼさぼさになってしまいます。
穂先で文字を書こうとしても、短い毛にも墨がついてしまい、何重にも文字が書けてしまいます。
全体の長さに差のない小筆でも同じです。
小筆は穂先を使って文字を書きます。洗うと、接着剤で固まっている上の部分がほぐれてしまいます。そうすると、ぐにゃぐにゃになってしまって書けません。
小筆は、穂先の5ミリくらいだけおろして書きます。
そして洗いません。
スポンジなどをぬらして、そのスポンジの上で優しく墨をおとすくらいです。
教科書などには、「スポンジなどで丁寧に洗う」と書いている場合もあるので、
洗う=水でじゃぶじゃぶ洗う
と勘違いしてしまうこともあるかもしれませんね。
あくまでも丁寧に拭き取るという意味です。
スポンジがない場合は、ティッシュを水でぬらしたものでもふきとれます。
その後は、穂先がきちんとまとまるようにしてくださいね。
きちんときれいにまとめておかないと、穂先が割れたまま固まってしまいくせになってしまいます。そうなってしまうと、なかなか割れたものはくっつきません。寝グセと同じですね。
小学生のお子さんですと、スポンジでやさしく丁寧にふきとることも、ふきとった後穂先をきれいにそろえることも難しいかもしれませんね。
その場合、逆に、使ったそのままにしておいて、使う前に固まった穂先をスポンジやティッシュなどで拭き取るほうがいいかもしれません。
その方が失敗せずに長く使えるコツかもしれませんね。
小筆は、消耗品なので、何年も使えるものではありません。
お子さんに確認して、書きづらくなってしまったらこまめに取り替えることをオススメいたします。小筆の使い方が万全になるまでは、100円ショップの小筆を小まめに買い替える方が良いと思います。
ぼさぼさになってしまった小筆では、毎回名前を書くたびにイライラしてしまって、せっかくのお習字も嫌いになってしまうかもしれません。
小学生のうちに、小筆で書く文字に慣れていると、大人になってからも助かりますよ
●予告
オンライン講座準備中!!
開講できる状態になりましたらお知らせいたします。
小中学生の部は、市毛小、堀口小、津田小、田彦小、東石川小、外野小、佐野小、高野小、中根小、勝倉小、三反田小、前渡小、茨大附属小、リリーベール小、城東小、三の丸小、五軒小、新荘小、常磐小、吉沢小、酒門小、寿小、笠原小、緑岡小、見川小、梅ヶ丘小、菅谷小、菅谷東小、五台小、額田小、芳野小、緒川小、舟石川小、勝田二中、勝田一中、田彦中、佐野中、大島中、茨大附属中、茨中、茨城キリスト中、勝田中等、日立一高附属中、水戸三中、水戸四中、水戸一中、笠原中、那珂四中、大宮中、などから来ていただいております。