(月曜日)

会社内でのストレスで爆発しそうになり、ヘトヘトになって帰宅。サラは寝る寸前で、ほとんど会話なし。


(火曜日)

会社を休む。ひたすら眠りこけ、15時に起床。そこから筋トレをし、保育園へ。


お風呂に入る。サラはドラえもんを殆ど観たことがないので、色々質問してくる。ドラえもんは、なぜ耳がないのかや青色なのかを話すと驚いていた。


夕飯。最近のサラはお手伝いをするようになった。みんなのお箸や茶碗、コップなどをテーブルに置く。


夕飯のニンニクが辛いと騒ぎ出す。自分は全然気が付かなかったが、子供は辛さに敏感なようだ。


夕飯後。リカちゃんのカタログを観ながら、ウーンと唸っている。

(´・ω・`)「クリスマスプレゼントか?」

(`・ω・´)「どれにしようか迷っちゃう」

(´・ω・`)「どれがいいの?」

(`・ω・´)「ケーキ屋さん」

(´・ω・`)「人形さん、入ってないよ」

(`・ω・´)「それでもいいの。真似して作ろうと思ったけど、難しかった」

(´・ω・`)「ううむ。こういうオモチャは飽きちゃうと思うよ。パパは、お人形さんの方がいいかなあ。サラちゃんは、お人形さんをずっと大切にするじゃん?」

(`・ω・´)「すみっコハウスもほしいなあ」

(´・ω・`)「まだ時間あるから、ゆっくり決めるんだよ」

悩むぐらいなら買ってやりたいが、教育上のこともあるしなあ。喜ぶ姿を見たいし、悩んでしまう。


サラが落としたポーチが警察署に届けられているとのこと。平日の16時半までってさ、舐めてんのか?


(水曜日)

早上がりして、警察署に行くことに。

(´・ω・`)「行きたくねえなあ」

部下「どうしてですか?」

(´・ω・`)「捕まったら出れないだろ?」

部下「何かやましいことでも?」

(´・ω・`)「人は叩けば埃が出るもんだよ」

部下「あまり詳しくは聞きませんが、くれぐれも用心して下さいね」


警察署に入る。落とし物のポーチにはサラの年パスがあったので、スムーズに進んで返してもらう。捕まることはなかった。安心した。


そのまま保育園に行き、サラをお迎え。いつもよりも30分以上早く帰宅。2人でお湯に浸かる。

(´・ω・`)「気持ちいいなあ。外は寒かったから」

(`・ω・´)「そうだねえ」


ドラえもんに興味を持ったようで色々聞いてくる。ドラえもんはなぜ来たのか?との問いには困った。未来や孫の孫を説明するのに苦労する。


飯を食い、シルバニアファミリーで遊び、歯磨きをしてあげる。

(`・ω・´)「サラちゃん、決めた!」

(´・ω・`)「何を?」

(`・ω・´)「クリスマスプレゼント!」

(´・ω・`)「何にしたの?」

(`・ω・´)「かれんちゃん!」

(`・ω・´)「賢明な判断だ」


サラはなりたいものが沢山あるらしい。ドレスデザイナー、歌手、お菓子屋。

(`・ω・´)「でも、その前に競輪選手になる!」

(´・ω・`)「それがいい。競輪選手でガッポリ稼いでから好きなことをしろ」

赤ん坊の頃から競輪選手になれと言い続けた甲斐があった。


(木曜日)

帰宅が遅くなる。サラに絵本を読んであげたのが精一杯。


(金曜日)

夕方、保育園へ。サラが追いかけっこをしている際に転んで、床に落ちていたブロックに膝を直撃して大泣きしたとのこと。具合を確認したが、問題なし。危ねえなあ。


R君とお迎えが被る。ついこの前までは「チンチンばっかり言って嫌い!」と言ってたくせに、今はR君と仲良しになり、「手を繋いで帰ろうよお」と甘え口調に。まさか、魔性の女なのか?


体調が芳しくなかったが、鼻水が止まらなくなってしまう。完全に風邪をひいた。


ダイエット中だと言っているのに、今日の夕飯はマックとはね。。


(土曜日)

サラの習い事。今日はハロウィンパーティーということで仮装して行くことに。






妖精のコスプレ。羽などの小物は奥さんの手作り。道中、色んな人から「可愛いわねえ」と言われる。下町ならではか。


同じクラスのWちゃん。小さい頃はサラとそっくりで見分けがつかなかった。写真を見ても、サラとの区別がつかないぐらいだったのに、今は全然違う。顔の大きさの差が顕著となり、Wちゃんは子役でもいけるぐらいの可愛さに。生まれ持ったものだから、仕方ないね。


サラはそれが照れ臭いのか、可愛いと言われるのが嫌だという。頭につけたフリフリを取りたいと言う。


結局、羽をつけたまま繁華街へ飯を食いに行き、とある居酒屋のランチメニューを食す。なかなか旨し。


完全にダウンしてしまい身体が動かない。サラと奥さんと別れて、家に直行。グースカ寝る。


目を覚ますと、いつの間にか帰っていたサラも爆睡中。18時半から眠り出したらしく、全く起きてこない。相当疲れたのだろう。


万歳の格好で寝ているサラ。小さい頃はいつもそんな体勢で寝ていたので、懐かしくなる。妖精さんとは違う可愛さでしたとさ。


(日曜日)

12時間ほど寝たサラ。朝から元気。ベランダや洗面台の掃除のお手伝い。


日曜日はデートの日。10時半にスカイツリーへ出発。


自転車乗り場は2階も混んでおり、停めるのが一苦労。コロナ後一番の混み具合。外国からの観光客も目立つようになった。ハロウィンということで仮装して歩いている人も多かった。


いつものように水族館に入る。すみっコぐらしのガチャガチャをねだるサラ。クラゲとサメ以外のものが欲しいという。確率は4/6だったが、一発目はクラゲ。可哀想なのでもう一回やらせるとサメ。引きが弱い。。


綿飴は飽きたのか、見向きもせず、サッサと水族館を出るサラ。ソラカラちゃんのショップに入り、すみっコぐらしのキーホルダーを欲しそうに眺めている。


今日は綿飴を買っていないし買ってあげようかと思ったが、サラはガチャガチャを2個も買ったので、初めから期待していない様子。ここは我慢して、買ってあげるのをやめた。


サンリオのショップでも同じ。欲しいものだらけだろうが、サラは言わない。不憫に思えてくるが、見ているだけでもサラは楽しいのかもしれない。


(`・ω・´)「お腹空いた」

(´・ω・`)「そうだなあ。何が食べたい?」

(`・ω・´)「おにぎり!」

(´・ω・`)「えっ???お店じゃないの?」

(`・ω・´)「外で食べたい」

(´・ω・`)「そ、そうか」


目の前にパン屋があった。メロンパンを勧めると、サラは大喜び。2人でムシャムシャとパンを頬張る。





アトラクションをやってみたいと言うので、やらせることに。今まで見向きもしなかったのに。




スカイツリーを出たのが14時半。途中で美味しいパン屋さんに寄って、またもやパンを食べ、図書館に行って本を大量に借り、公園に行く。公園に着いたのが16時前。


ひたすら走り、だるまさんが転んだをし、かくれんぼをし、どんぐり拾いをする。そして、同じクラスのTちゃんとバッタリ会う。そして、サラはTちゃんと遊び出す。


ショックだった。


あまりに運動神経に差がありすぎる。Tちゃんの走り方は滑らか。サラはドタバタと硬い動き。オブジェをスイスイ昇るTちゃんに対し、サラは「待ってよー!そんな高いところ、昇れないよー!」と言う始末。これはヤバい。


そして、事件は起きた。


ブランコ。サラは1人で座れない。Tちゃんはできる。


あまり押さないでと俺に言うサラ。Tちゃんは、もっと押してよとお父さんに言う。何なんだこれは。。


降りる時。Tちゃんは自分で降りた。サラは1人ではできないので手伝おうとした瞬間、サラは1人で着地しようとして失敗。顔面から落ちた。当然大泣き。Tちゃんのお父さんもドン引きレベルの落ち方。


奇跡的にどこも怪我をしていなかった。落ち着かせるためにベンチに座る。

(`・ω・´)「うぇーん(泣)」

(´・ω・`)「怪我がなくて良かったよ」

(`・ω・´)「サラちゃんもできると思ったのに!」

(´・ω・`)「!!!」

(`・ω・´)「Tちゃんができるのに、サラちゃんはできない。悔しいの!」

(´・ω・`)「あのなあ、Tちゃんだって、初めからできた訳じゃない。何度も痛い思いをしてきたんだよ」

(`・ω・´)「・・・」

(´・ω・`)「今まで気になってたから言うけどさ、お前はできることしかやらないんだよ。できないのが嫌なのは分かるけどさ、できないことにチャレンジしないとダメなんだよ。いつまで経ってもできるようにならない」

(`・ω・´)「・・・」

(´・ω・`)「俺も悪いと思うけど、苦手なこともしないとダメだ。俺が教えてやる。ブランコ、もう一回やってみろ。やるか?」

(`・ω・´)「やる」

(´・ω・`)「偉い!」


サラをブランコに乗せていると、Tちゃんのお父さんが引いていた。

お父さん「だ、大丈夫ですか?」

(´・ω・`)「できるようになりたいと言うので、練習させます。良い刺激になりました。ありがとうございました」


何度かやっているとコツを掴んだのか、1人で着地できるようになった。

(´・ω・`)「できたじゃん。練習すればできるんだよ」

(`・ω・´)「うん!」

(´・ω・`)「じゃあさ、あのジムに昇ってみろよ。さっきは出来なかったやつ」

(`・ω・´)「・・・やってみる」


昇る動作が苦手なサラ。腕に力を入れて前に体重をかけろと伝えると、できるようになった。何度も繰り返していると、もう真っ暗。帰宅することに。

(´・ω・`)「分かっただろ?やればできるんだよ」

(`・ω・´)「できた!できた!」

(´・ω・`)「(変わるきっかけになるといいな)」


一緒に風呂に入る。やはり怪我はない。ガチャガチャは全然だが、運のいい子だ。


よほど嬉しかったのか、奥さんに「できるようになったよ!」と伝えるサラ。昼寝もせずに一日中動き回ったので、21時に早めの就寝。


一日中サラと一緒にいたが、自分は全然疲れなかった。ワガママも言わないし、意思疎通にも全く困らない。俺のギャグにも反応できるし、頭は悪くない。


成長が遅いのは仕方ない。俺たちの育て方も良くなかったのは申し訳なかったが、もう甘やかさないからな。おしまい。