なぜかって理由はなんとなくわかるのですが。
昨日、大学オケに入ってる私の元弟子さんからチケットを頂き、定期演奏会に行ってきまして。
いやー素晴らしいです。
アマチュアとか、大学オケって玉石混交ですが、このオケ(TK大)は実によくまとまっていて毎回聴かせてくれます。
セントポール組曲を弾いたわけでないのですが、共通項として思い当たるのは「弦の響きの美しさ」。
若い頃、「やっぱ一流を聴かないとね!」としたり顔で鼻息荒く一流どころのオケを聴きにホールに足を運び、または完璧にコントロールされた録音のレコードを聴き…。
でもその時、実はそんなに、いいなぁ、と感じてなかったのです。
しかし。
最近になって聴く演奏の良い事!
若い頃より、いいなぁ、と感じるのです。
ほら、あれかしら?
若い頃に聞こえるという、モスキート音。
ある周波数が歳をとると聞こえなくなる、という。
聞こえなくなる事により、全ての音を一旦、フィルターにかけて選り分け美的にしてしまう、とか?
とびきり美人でなくても、目が悪いと美しく見える、みたいな?
そういう部分もあるのかと。
話をもどし。学生オケの事を悪く言っているのではありませんよ。
演奏はすべてひっくるめて、結果が大事。
使われる楽器、弾く方の技量、指揮者の裁量、ホールの響き方。
何かというと、若い方達の音楽に向き合う真摯さ、とか若さ、ひたむきさ?それが音に表れているのかと。
弾いている本人達は気が付いていないでしょうが、私の歳になると見えてくるものがあるのですね。
オケなんてプロのを聴きにいくと、何千円から数万円だから、私を含め、普通のご家庭ではハードル高いでしょ。
クラシックのピアノやバイオリンなど習ってなくても、ぜひぜひ学生オケに入ってる近所や知り合いのお兄さんお姉さんにチケットもらって(買っても千円程度)、聴きに行って下さい、学生オケ。
でも、あまりに下手なのはオススメしません。
初めてのオケ体験で「こんなの〜?」なんて悲しいですから。
割と伝統のあるところがオススメですよ。
ぜひ生の弦楽器、管楽器、打楽器の迫力ある響きを体験してみてください!
テレビやCDの音とは別物ですから!
これから各大学オケを聴きに行く楽しみが増えたふろっぐなのです。
若いパワーをとりこんでやる!