【書写検定】古典の臨書初心者におすすめの本

 

こんにちは。毛筆・硬筆書写技能検定に挑戦したことが大きな財産となっている、筆耕士で書道家の清水克信です。

 

2017年に硬筆書写技能検定1級、2018年に毛筆書写技能検定1級に合格したのですが、知識・技能・経験が得られたので、書道で生きている人間として、本当に挑戦して良かったと思います。

 

さて、今は筆耕を中心に書道で生きている清水ですが、ちょこっと練習したい時に愛用している本があります。それが光村図書「書の古典と理論」です。本の前半が古典の紹介、後半が理論です。

 

光村図書「書の古典と理論」

 

 

 

 

前半の古典の部分を主に活用しているのですが、重要な古典が広く紹介されています。これが「ちょこっと古典を臨書したいなあ」という時にとても便利なのです。

 

※天平写経の臨書

※天平写経の臨書

 

書写検定の範囲の能書家と作品はほぼ網羅されているので、書写検定を受験したいけど、古典の勉強方法がわからない初心者に最適です。

 

※隷書の大基本「曹全碑」

※隷書の大基本「曹全碑」

 

※泣く子も黙る王羲之「蘭亭序」

※泣く子も黙る王羲之「蘭亭序」

 

※楷書の極則「九成宮醴泉銘」

※楷書の極則「九成宮醴泉銘」


※草書は丸暗記「書譜」

※草書は丸暗記「書譜」

 

篆・隷・楷・行・草の代表的な古典を視覚的に学べて、簡単な解説がついています。作品の掲載は一部分だけなので、物足りなくなったら、より深く学ぶために、その作品の法帖を購入すればいいかとおもいます。要するに古典カタログみたいなものですね。

 

※高野切第1種・第3種

※高野切第1種・第3種

 

大陸の作品だけではなく、我が国の代表的な古典作品もあります。特に、「かな」の初心者には重宝することでしょう。

 

ちなみに僕がちょこっと練習する時は、筆ペンや鉛筆で臨書することもあって、結構気楽に練習しています。そんなちょこっとな時は、やっぱり気軽に作品が選べる「書の古典と理論」のような本が手軽で助かるのです。

 

※「書の古典と理論」の後半

※「書の古典と理論」の後半

 

後半は歴史・学習指導・書論・道具・・・かなり深いことが書かれています。そもそもこの本って、高等学校の書道免許取得用の教科書なんですよね。

 

しっかり読むことで、かなり書道について深く理解できるでしょう。僕も後半はザッとしか読んでいませんので、これからしっかり読もうと思います。

 

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