こんにちは。僕が監修した書籍「賞状の書き方」が重版された、筆耕士で書道家の清水克信です。

 

ページや賞状見本はこれまで通りですが、文字の作例の位置や角度を微調整しています。また、文章内の表現も一部修正しています。

 

ご興味のある方はぜひご一読くさい。

 

 

 

書籍「賞状の書き方」には基本点画や字形の整え方も掲載しています。これらが少しでも役立てばとても嬉しいです。

 

でも、もどかしさもあるのも事実。書籍には上達のために色々と解説されていますが、最も重要なことを載せていないのです。というか、載せようがないのです。

 

「毛筆・細字・楷書」を書く際に最も重要なことは軽く持ち、力を入れずに書くことです。細字を書く際に力は必要ないのです。

 

筆は倒れない程度の力でOK。軽く持ち、出来るだけ立てて書きます。軽く持って、筆を立てて書くと勝手に線は細くなります。※実際にお試しください。

 

太くしたいのなら、少し下に押してあげます。左上から右下に向かい、徐々に下に押していき、右上に抜いていけば、これも勝手に綺麗な右払いになります。

 

 

そんな感じで、出来るだけシンプルに考えた方が上手く書けると思います。そして、これらは軽く持つことが大前提となります。

 

軽く持つためには、軽く持つための持ち方にする必要があります。これは、個人差があるので自分で探っていくしかありません。以前、このブログやYouTube動画でも公開しているので、参考にしてください。

 

僕は11年前にプロになったのですが、その頃は力むこともありました。しかし、「長時間書いても疲れない書き方」「出来るだけスピーディーに綺麗な線質で書く事」を意識していたら、軽く書くようになっていました。

 

やっぱりたくさん書くのが効果的です。もし時間があったら長時間書くことにも挑戦するといいかもしれません。

 

むかし、ドラゴンズ監督の星一徹が伴宙太に逆立ちをさせて、ふらふらの状態で打席に立ったら、ジャイアンツの星飛雄馬の大リーグボール3号を破ったことがありました。それと同じです。

 

ん?違う?

 

とにかく、賞状を連続で2〜3枚書いていると、勝手に力を抜いている状態になるかもしれません。とにかく1時間はウォームアップのつもりで、2時間3時間と長時間書いてみてください。写経もいいかも。

 

練習方法はいろいろあるかと思いますが、細字の究極目標は「力を抜いて書く事」を意識して練習してみてください。

 

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清水 克信(筆耕コム)
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