こんにちは。最近心も体も緩んでいる、書道家で筆耕士の清水克信です。

 

僕は朝4時に起きることを習慣としています。目覚めもいいのでサクッと起きるのですが、ここ3日連続で2度寝をしてしまいました。すごくショック!起きたら「4:30」「5:30」「4:30」でした。

 

だけど、春眠暁を覚えずなので、それも自然の摂理なのでしょう。睡眠時間は減らしたくないので、もう少し早めに就寝することにします。

 

さて、そんな睡眠時間が長い清水ですが、今回は文部科学大臣賞の賞状を11枚ほど書きました。

 

※賞状に輝く桐の紋

 

※日本の国家元首であられる天皇陛下や皇室は菊の紋。宰相である総理大臣をはじめ内閣は桐の紋。これは大昔からです。日本ってかっこいい。

 

官公庁の賞状は時々書きますが、その中でも文部科学大臣賞の依頼が多いです。発行している賞状の数が多いのでしょうね。

 

僕への依頼は、間に民間会社を挟んでのご依頼になります。毎年の常連さんなのですが、年間で4〜5件書いています。

 

〇〇ブラスコンクール

〇〇語検定

〇〇伝統文化

父の日〇〇賞

・・・あと何だっけ?

 

文科省の賞状は基本的にB3の大きな賞状です。

 

※文科省のB3賞状

 

でも、1社だけは一般的な山桜の賞状用紙です。この理由はわかりませんが、僕としては書きやすいので助かります。そう、文科省のB3賞状は簡単ではないのです。

 

※文部科学大臣

 

文部科学大臣の賞状に限りませんが、依頼には文科省からの指示書も届きます。この指示書は見せることはできませんが、賞状の書き方の指定や大臣名の揮毫の注意点が書かれています。

 

これが面白くて、賞状の主文の改行はNGなのです。賞状を習っている方なら知っているかもしれませんが、主文中の「よって〜」や「ここに」は改行するルールになっています。しかし、文科省では改行しないのです。

 

なぜだろう?ちょっと理由を知りたいですね。もしかするとただの伝統で、

現在の文科省の職員で理由を知っている人はいないかもしれませんね。

 

※桐の紋のエンボス

 

文科省の賞状には透かしやエンボスが入っているのも特徴です。特にエンボスには注意で、このエンボスの真下に「表題」を配置する必要があります。

 

表題の位置が強制されるので、他のパーツの位置も必然的に決まってきます。ということは、自由度が下がるのです。

 

文字数が少ない時はいいのですが、文字数が多い時や行数が多い時は頭を使いそうです。

 

とまあ、特殊な文部科学省のB3賞状ですが、大きいので書きごたえ抜群!今回も楽しくレイアウトして、楽しく書きました。

 

おわり

 

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清水 克信(筆耕コム)
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