こんにちは。最近スイカゲームに夢中の筆耕士で書道家の清水克信です。
スイカゲームはぷよぷよやテトリスのような落下型のパズルゲームです。前々から面白いと噂は聞いていましたが、ついに手を出すことに。
エガチャンネルで江頭さんがプレーしている動画を見て面白そうなので、試しにやってみました。・・・これは危険!時間が溶けます。
さて、そんなスイカゲームに翻弄されている清水ですが、今回は「書道を習うと美文字になるのか?」についてご紹介します。
時々、僕が運営する通信講座「賞状筆耕プロコース」の受講を考えている方からこんな質問をいただきます。
賞状筆耕プロコースを受講すると、普段書く文字も美文字になりますか?
これの答えは「上手くなる人は上手くなるし、上手くならない人は上手くならない」となります。うむ〜曖昧な答えですね。
字が上手くなる人
まず、毛筆と硬筆、書道と美文字、これらを分けて考えると上手くはなりません。使用する道具が異なっても、文字を整える方法は同じなので、この辺を理解していると上手くなります。
また、僕は文字を図形で考えています。「1:2」「台形」「三角形」「均等」などの言葉を使います。どちらかというと理系思考です。
添削された課題を見た時に、それを理解しようとするか否かで上達の速度は変わります。漠然と「上手い」「下手」で考えるのではなく、なぜ上手く書けなかったのか理解することが大切って事です。
常々僕は言うのですが、美文字は才能ではありません。美文字は知識です。字形を整えるための知識があれば、誰でも美文字になれます。
書道には才能はありますが、それはその先のハイレベルな話となります。
才能とは
例えば、教習所に行って習うと車の運転ができるようになります。これは運転できない人に比べればすごい事です。
そして、車の性能を知り毎日たくさん運転して技術を磨けば、タクシーやバス、運送会社のプロドライバーになれます。ここまでは誰でもなれるのではないでしょうか?
しかし、レーサーとなると話は別です。特にF1ドライバーは世界で20人しかなれません。どんなに努力しても超超超才能がないとなれない世界なのです。
つまり、車の運転が美文字。プロドライバーが筆耕士。F1ドライバーは海外で個展を開催する書道家ってこと。
よく自己啓発で「夢は叶う」といいますが、叶わない夢もある事は知っておいた方がいいです。ただ、突拍子もないこと以外は大体自分の頑張りで何とかできます。
勉強慣れ
教室や通信講座で指導を受けるにしても、自分で独学するにしても、上達の早い人と遅い人がいます。この差ですが、「勉強慣れ」が大きいです。
前述しましたように、添削を受けたとき「それをどう活かすのか?」勉強慣れしている人は心得ています。
「同じミスを起こさない」「ミスの原因を理解する」「他の文字に応用する」勉強慣れしている人は自然に実行します。
そして、勉強慣れ自体も技術です。普段から理解する事を意識して学ぶ事で磨かれていきます。だから、できる人はもっとできるようになるって事です。
今は個が輝く「風の時代」と言われています。これからは勉強慣れしている人が重宝されるようになると思います。ある意味での格差社会ね。
お〜恐ろしい。
書道を習うと美文字になるのか?
この答えは「上手くなる人は上手くなるし、上手くならない人は上手くならない」なのですが、結局は自分次第ってことになります。
もちろん、指導者の指導力もあります。
僕が指導者なら、受講生が上達しなければ僕の責任だと感じます。そうならないように指導力という技術も学んで磨いていかないといけません。
例えば、スポーツの強いチームは、自己責任が強いチームです。
負けた時
監督は「自分の指導力のせい」
選手は「自分の技術力のせい」
勝った時
監督は「選手が頑張ったから」
選手は「監督の指導のおかげ」
この思考のチームは強いです。
だから、スパルタ指導のチームはある程度のレベルにはなりますが、一流と言える本当の強さは身につきません。
まして、負けた時に叱責するような監督は最悪です。負けた時はなぜ負けたかを分析して、選手に理論的に伝えることができる監督が一流なのです。
そして、伝えられた理論を自分の中に落とし込めるか否か、これで選手の成長が変わってきます。
だから、理論的な指導の場合は一流選手が生まれやすい一方で、選手間の格差は広がりやすいです。実はスパルタよりも厳しいのだ。
おっと、話がそれましたが、美文字を手に入れるのは自分次第ということになります。
大丈夫!日本語が堪能で、普段から漢字やひらがなを使っているのなら、誰でも美文字になれます。
おわり
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