こんにちは。先日見事に撃沈してきた清水克信です。

 

先日、デザイン書道作家協会が主催する「超長鋒 羊毛筆」のワークショップに参加しました。講師はなんと岡本光平先生。書道に詳しい方なら、この名前を見ただけで驚くかと思います。

 

まあ最初から想像していましたが、あまりに「超長鋒 羊毛筆」が使えなくて撃沈です。その後、懇親会にも参加させていただき、岡本先生には現在の日本の書道界が置かれた状況、中国のアーティストの先進性、古典研究の重要性など、貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。

 

書道家・デザイナー・アーティスト・・・。同じようで全く違う、全く違うようで繋がっている。そして僕はどうするのか?自分の今後の方向性を考える良いきっかけをいただきました。

 

帰りの電車の中では、得た情報を整理していて、頭がクラクラしていました。もしくは芋焼酎のせいか?

 

僕は筆耕を軸としています。既存の賞状筆耕の閉塞感を打破して、さらに発展進化させていくのが使命だとも感じています。そのためにも、もっと書道家としての深化、デザイン的な部分、アーティスト的な部分も磨く必要があると感じました。

 

そのためには勉強・勉強・勉強です。自分の課題が多すぎちゃって只今絶賛混乱中!とは言っても僕は自分が楽しくないとやりたくはないので、これからも遊び感覚で取り組んでいこうと思います。

 

 

書き順の必要性と考え方

 

さて、そんな勉強のアウトプットとして、今回は漢字の書き順(筆順)の必要性と考え方についてのお話です。

 

漢字の書き順については色々な意見があります。

 

  • 「絶対に正確に書くべき」
  • 「文字が間違っていなければOK」

 

学校の先生は指導する立場なので、悩んでいる人も多いかも知れませんね。まず、僕の考えですが「書き順は正しい方がいいが、神経質になる必要はない」です。

 

そもそも文字は意思の伝達が最重要なので、文字が認識できればいいのです。

 

しかし、書き順を間違えない方がいい文字もあります。それらは書き順を間違えることで字形が崩れてしまう文字です。そんなに数は多くないので、それだけ知っていただだければOKです。

 

 

書き順って何?

 

書き順は習慣です。古典を見ればわかるのですが、綺麗な字形を作るために自然に成り立った順番です。特に行書を見ると分かりやすく、現在の書き順も行書を参考にしただろうと思える文字がたくさんあります。

 

また、複数の書き順が存在する漢字もたくさんあります。これも行書の影響だと思います。行書のように少し崩して書くときに「この順番の方が都合がいい」ことが多々あるからです。

 

よく聞く話で「私が小学生の時と今の書き順は違う」というのは、書き順が複数存在する文字に起こるのです。「上」「占」とかですね。縦が先か、横が先かということです。

 

ちなみに「田」ですが、日本では3画目は縦です。しかし、古典を見れば横のこともあります。実際に標準が横の国もあります。

 

以前、とある書道家さんのインスタで横を先に書いていて、それに対してコメント欄が大荒れになっているのを見たことがあります。「書道家なのに正しい筆順も知らないのか」的な内容。※実は僕のインスタでも時々書かれます。

 

この書道家さんは日本の標準的な書き順ではないのですが、当然間違っていません。コメントする人も自分で調べればいいのに。と当時思いました。※僕は沈静化した後に見たので傍観。

 

 

プロとアマ

 

正しい書き順があって、時には複数書き順がある文字もあって、なんだか複雑ですよね。でも、冒頭でも言ったように神経質になる必要はないと思います。

 

一般的には意思が通じればいいでしょう。もし、美文字を目指しているのなら、最低限間違えてはいけない文字だけ押さえておきましょう。

 

ただし、書道家や筆耕士を目指しているのなら、正しい書き順は知っておいたほうがいいです。可能であれば、複数の書き順も知っておいた方がいいでしょう。

 

書き順の勉強は大変なことに感じますが、実際はそんなことはありません。ある程度勉強すると法則性がわかってくるので、新しい文字が登場しても書き順の想像がつくようになるのです。

 

また、書道の公的資格である「硬筆・毛筆 書写技能検定」は筆順の設問があるので、挑戦すれば必然的に勉強せざるを得ません。試験という目標があれば勉強しやすいですね。

 

ちなみに、冒頭で触れたデザイン書道の世界では筆順は存在しません。ただし、それは正しい筆順を知っている上でのテクニックなので、ちょっと違う世界です。

 

 

書き順を気軽にチェック

 

書き順を間違えない方がいい漢字、実は基本的な文字に多く、さらに基本的な文字さえ覚えてしまえば、あとは応用が効きます。

 

ということで、気軽に漢字の書き順をチェックしてもらえるように動画を作りました。とりあえずは小学1〜2年生の漢字です。9分ほどの動画なので、ちょっと心配になった人はぜひご覧ください。

 

 

 

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