こんにちは。筆ペンも毛筆も根本は同じだと思っている、筆耕士で書道家の清水克信です。

 

筆ペンと毛筆は道具が違うので、書き味は異なります。でも、それは道具の違いだけであって、根本的な技術は同じなのです。

 

そこで、初心者向けの筆ペンの使い方の動画を作りましたので、内容をご紹介します。

 

※初心者の筆ペンの使い方

 

毛筆の扱いに悩んでいる方にも参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

 

動画の内容は以下の通りです。

 

※筆ペンの動画の内容

 

「基本点画」なんて難しい言葉が書いてありますが、漢字の線や折れやハネのことです。出来るだけ噛み砕いて説明していますので、ご安心ください。

 

書道って、書道っぽい線や画で書かなくちゃいけないと思われがちですが、そんなことはなくて、ボールペンや鉛筆と同じで構いません。

 

そして、そこにプラスとして、線の太さの変化などを加えていくのです。

 

※太い線と細い線

 

実際、書道っぽい「トン・スー・トン」って、筆ペンで書くような小さな字の場合はあまり使いません。

 

※筆ペンの横画

 

はらいや点も少しだけ筆を下に押すだけの動きです。

 

※筆ペンの右払い

 

※筆ペンの点

 

筆ペンだからといって難しいと考えず、シンプルな動きだけ知っていただければOKなのです。

 

※永字八法

 

基本点画の作例としては典型例の「永」です。永も難しく考えずに、シンプルな動きで構いません。

 

動画の後半では、実用例として「祝儀袋」と「不祝儀袋」を書いて解説しています。

 

※祝儀袋のレイアウト

 

我々のような筆耕のプロは「表題⚪︎mm・名前⚪︎mm」なんて細かいことも計算しますが、一般的にはそこまで厳密にする必要はありません。

 

ただ、中心線は引いたほうがいいでしょう。圧倒的に書きやすくなります。

 

※筆ペンで御祝

 

※筆ペンで御霊前

 

実は、これらを撮影していたときに大きなミスを二つ犯しました。

 

1つ目が不祝儀袋に御仏前と書いてしまったことです。薄墨は通夜と葬儀でしか使いませんので、49日後の仏前では薄墨は使わないのです。したがって書き直し。

 

2つ目が「御祝」のし袋に消しゴムをかけている時に、乾いていなかったために汚してしまったのです。したがって書き直し。

 

※下書きの線を消しゴム

 

全く何やっているのか。その辺も動画に含めようかとも思いましたが、アホだと思われたくないので、カットしました。

 

そんな苦労した祝儀袋・不祝儀袋のシーンをぜひお楽しみください。

 

 

 

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