こんにちは。センスは知識で磨かれる、筆耕士で書道家の清水克信です。
何かの本で読んだのですが、センスとは生まれ持ったものもありますが、それ以上に大きな要素が知識だということです。
何か、分かる気がします。
僕の場合、文字の書き方を伝えるとき、図形的に説明します。これも、少なからず理系出身ということが役立っているのでしょう。
そして、字形の整え方って、漢字100文字程度をしっかり学べば、他の漢字にも応用が利きます。つまり、習っていない漢字を見ても、ある程度字形を整えて書く事ができるのです。
100文字の書き方の知識が、美文字を書く為のセンスにつながるわけです。やっぱり、センスは知識って事ですね。
さて、今回もセンスを磨くために、漢字の書き方学びましょう。
筆ペンで書く苗字のシリーズで、「佐々木」さんの動画を作ったので、今回は補足説明です。
楷書『佐』の書き方
人偏と左の組み合わせの文字ですが、左を苦手にしている方が多いみたいです。
左には3本の横画があるのですが、これらの隙間を均等にしておけば何とかなります。右上がりは漢字の筆順通りに弱めていくのがお決まり※重要
楷書『々』の書き方
まず前提として、これは繰り返し記号であって、漢字ではありません。「ノマ字点」などと呼ばれることもあります。
とはいっても、バランスよく書く必要があります。やや小さく、枠の中心に配置するように書きます。そのためにも最初の起筆の位置がポイントです。
楷書『木』の書き方
基本的な文字の一つ「木」です。「木」も書く人によって様々ですが、大基本として、縦画を真っすぐに書く必要があります。
縦画を真っすぐに書くって、口では簡単に言えますが、結構難しいものです。特に筆や筆ペンでは難しい。コツは力を抜いてゆっくり書くことです。
縦画がブレずにまっすぐ引けるようになったら、かなりの腕前になったと自負していいでしょう。
行書『佐』の書き方
毎度同じことを言っていますが、字形のバランスは楷書と変わりません。ということは、楷書をきっちり書けることができれば、行書の習得は早くなるということです。
行書『々』の書き方
『々』は3画の文字を2画にしています。つまり、1画目と2画目を繋げているという事。行書は自由度が高いので、2画目と3画目を繋げてもOK。
行書『木』の書き方
一番の特徴は、左右の払いの書き方です。実は、この動画を撮ったとき「アッ」と思ったことがありました。
最終画をもっと下に書けばよかった。縦画の下から2/3くらい低い位置でちょうどいいと思います。
あ、やっぱり図形的な説明になっていました。
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清水 克信(筆耕コム)
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