賞状技法士関連のmy Pick


こんにちは。卒業証書シーズンは落ち着き、趣味のガンプラに勤しもうとしたら、たくさんの賞状のご依頼が来て喜んでいる、書道家の清水克信です。

今回は金色の筆ペン『ぺんてる金の穂』で『金』を書いてみました。そんな金の書き方をご紹介します。

※金の穂で書いた金

書いている動画はインスタに投稿しているので、良かったらご覧ください。書き順がわからない人は特に見てね♪

金の書き方

※金の中心をとらえる

まず、金を図形的に見ると『左右対称』の字です。左右対称の字は中心線をしっかり捉えて、左右のバランスが均等になるように注意します。

※金の人やね

毛筆の場合、人やねは左から右に筆を入れます。これは日本賞状技法士協会の書き方なので、皆さんは好きに起筆してください。※人やね=1,2画目

左払いと右払いの関係は図のようになります。右払いはやや上で終わります。これには理由があって、右払いを上にすると人やね自体が右上がりになります。
※金の中身

3画目以降ですが、横画3本共に右上がりで書きます。それぞれの関係は図の通りで、上の2本の横画に対して、3本目の横画は2倍ほ間隔をあけます。というか、左右の点が入るので、スペースは必然なのです。

※金の最終画

3本の横画は全て右上がりと言いましたが、最後の画だけは注意が必要です。右上がりで書きますが、最終的に元の高さに戻ります。

こうしないと、金の文字全体が右に歪んで見えてしまいます。

美文字の3原則

①やや右上がり
②隙間は均等
③右下重心


以上の3つが美文字の原則です。

今回の金の最終画は『①やや右上がり』と『③右下重心』の両方の注意が必要なのです。

『金』は様々な要素が入った文字です。金を上手に書けると左右均等の他の文字にも応用が利くので、練習してみてください。

おわり