卒業証書などの正式な証書は

戸籍通りの漢字を使います。

毎年たくさんの卒業証書を書いていますが

たくさんの異体字に出会います。

その中で、

多い異体字の一つに『﨑(立)』があります。

 

崎ではなく﨑

通常『崎(大)』と書かれる山崎さんも、

戸籍上は『﨑(立)』の場合が非常に多いです。

逆に、戸籍も『崎(大)』と書く

山崎さんは少ないです。

山崎さんの『崎』

『﨑(立)』は異体字です。

旧字体や書写体ではありません。

面白いですね。

なぜ、異体字を当てているのか?

謎です。

他にも『崎(大)』の異体字は

『崎』の異体字『嵜』

この形もよく見かけます。

明治期に戸籍の登録をする際、

たくさんの漢字のバリエーションが発生してしまったそうです。

 

そのために、

現在の漢字の許容はとても広いのです。

多様性が有るのは良いのですが、

ちょっと混乱しそう。

おわり