こんにちは、Shinoこと、上川詩乃です。
ダーリンの遅めのお正月休暇で、
徳島に行ってきました。
付近の観光施設を検索していると
大塚国際美術館という所がエラく評判が良い。
日本で一番入場料が高い美術館だけど
(なんと、前売り券でも3千円!)
行ってきた感想をば書き連ねまーす
でもね、前もってお断りしておきますが
私、絵描きさんではあるんだけれど、
一切、いーーっさい、いわゆる美術鑑賞眼はおまへん(笑
「専門家のご意見」なんてモンではございませんので
そこんところはそのおつもりで・・・
まず、この美術館には「ホンモノ」の絵画は一枚もないの。
陶板による、言ってみれば「模造品」。
なんだけれども、ひとことでここを訪れる値打ちを表現するならば
名画のリアルサイズを体感する
ってことだと思います。
礼拝堂だけでも、システィーナ礼拝堂、
聖マルタン聖堂、聖ニコラウスオルファノス聖堂、聖テオドール聖堂・・・
と、様々な聖堂を一か所で「訪問」出来てしまう!!
他にも、部分的な再現ならば、ナポレオン戦争で破壊された
エル・グレコの祭壇が復元されていたり、
小説&アニメ「フランダースの犬」の最後の場面で、
ネロとパトラッシュが目の前で亡くなったアントワープ大聖堂の「キリストの降架」などなど・・・
首が痛くなるくらい、見上げっぱなし!
中でも、私自身が今回 「へぇ~~~~」 と感じたのは、
エル・グレコ の絵。
それまではね、エル・グレコの描く人物って、
「エル・グレコはん、アンタ、それは細長くデフォルメし過ぎやろ!」
って思ってて、
タッチもおおざっぱやなぁ、って、好きじゃなかったの。
例えばこれ、「聖三位一体」
印刷された図録で真正面から見るとこんな感じです。
なんだけど、それがですね、
画の下に立って、見上げる、仰ぎ見る角度で見ると、
・・・わっかるかなぁ~~・・・写真だと限界がありますが、
視線と共に、
私の魂も上へ上へと
螺旋状に引き上げられていくような
そんな印象を受けるのですよ!!
天上の音楽まで聞こえそう
いやぁ~、もう、
「エルグレコはん、アンタやるやん!見直したわ!!」
って、なりましたよ~~
他にも、”知ってるつもり”になってた名画、
↓のレンブラントの「夜警」
・・・で、でっかい!!
363cm X 437cm、ってことは、
高さだけでも私の身長の三倍以上ありまして。
知らなかった絵も、
(トロワイヨン、「耕地へ向かう牛」)
こうして観るとフツーでしょ?
それが、104cm X 146cm あるリアルサイズだと、
牛の群れが通り過ぎるような迫力があるのです!
大塚国際美術館、世界を旅して回ったような気分にもなれるし、
ここでお気に入りの絵をみつけて
また改めてホンモノに逢いに行くも良し、
私が絵描きだから、と言う訳ではなく
オススメ、です
ただし、余りにも広く、洪水のような名画の数々、
セーブして計画的に歩かないと
最後のあたりでは、どんな名画も
「もー、どぅだっていい・・・」
って気分になります
実は、私はと言うと、
レンブラントの自画像ばかり十何枚も集められた部屋が
ルートの終り近くにありまして、
レンブラントの顔がキライになりました・・・
・・・だって、疲れたんだもん!!
さてさて、いずれ世界の名画に連なる、
上川詩乃の傑作の数々が買えるネットショップ
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