GF-EK9から摘出してきたECUですが目立った汚れやへこみも無く恐らく一度も外されたりしたような形跡はありません今回大学時代からの親友がEK9再生プロジェクトとして協力してくれるとのことでコンデンサー無料打ち換えを実施することになりましたいや~LEDユーロテールの修理に続きECUのコンデンサー交換やってもらえるなんて持つべきものは友ですね
さて中身がどうなってるのか恐ろしいですが液漏れして基盤を浸食してたらどうしよう・・・ドキドキ
蓋のネジは4本でPCを自作してる自分からすればここまでは何の苦労も無い作業
御開帳~さあここからがiPhone13Proに何故買い換えたのか分かると思いますが超マクロ撮影が可能になったので以前よりも高画質で写真を載せることができますこれなら老眼でも見える、見えるぞ!
噂では聞いてましたがKEIHIN製のECUなんですねカタカナでケーヒンと書くそうですが何と今年の2021年1月1日からは日立グループと合併したみたいですね
本田技研工業系列だが、ヤマハ発動機、スズキ、川崎重工業、ハーレーダビッドソン等、国内外の主要二輪メーカーにも部品を供給していた。特にカワサキとは1980年代以降結び付きが強い。2019年にはトヨタ自動車向けの部品も受注した[1]。
正式な社名はケーヒンだが、かつての京浜精機時代には一般にケイヒン(ロゴのローマ字もKEIHIN)と呼ばれていたため、近年でもケイヒンと表記されることが多かった。
二輪・四輪用各種システムを開発、製造しており、燃料供給系としてキャブレターやフューエルインジェクションが主力。その他にもトランスミッション系部品、カーエアコン関連、ガソリンやハイブリッドエンジン用の電子制御系関連、圧縮天然ガスエンジン関連、各種産業用バルブなどをラインナップしていた。
キャブレターメーカーとしては世界でもトップクラスのシェアを持ち、特に同社のオートバイ用FCRキャブレターは多くのライダーからの絶大な人気を誇り、しばしば四輪にも転用された。
自動車レース世界最高峰のフォーミュラ1、インディカー・シリーズ(IRL)、SUPER GT(旧・全日本GT選手権)などへのフューエルインジェクターや、二輪車レースのスーパーバイク世界選手権、耐久レース、モトクロス、トライアルなどへの燃料供給部品の販売等も手がけている。SUPER GTでは17号車、KEIHIN REAL RACINGのスポンサーを2009年から務めており、後述のレースクイーンを輩出した他、会社自体とファンを繋ぐ架け橋的な役割を担う『Keihin Blue Navigator』(ケーヒン・ブルーナビゲーター)を設置。初年度の2017年は栗沢綾乃[2]、2018年以降は英美里[3]がKeihin Blue Navigatorを務めていた。
拠点やグループ企業は、スポーツランドSUGOに近い宮城県の仙台都市圏や仙南圏、ツインリンクもてぎに近い北関東工業地域、その他、バイク関連企業が多い京浜工業地帯、鈴鹿サーキット周辺、浜松市などに立地していた。
日立グループとの合併
2019年10月30日、親会社である本田技研工業は当社、ショーワ、日信工業の3社の株式を株式公開買付けで取得することを発表。3社は株式公開買付け成立後、本田技研工業の完全子会社となった。その後、2021年1月1日[4]に日立オートモティブシステムズを存続会社とした経営統合(同社は同日に日立Astemoと社名変更[5])を実施し、ケーヒンは解散した[6]。
空調事業に関しては、本田技研工業と日立製作所以外の第三者へ譲渡を行う予定[7]としていたが、2020年10月23日に日本・タイ・北米の同事業についてはマーレベーアジャパンに譲渡することを発表した[8]。
CPUは沖電気工業のM66589という品番の様ですが16BitMicrocntorollerらしく時代相応の性能と思われますEK9はと言うと前期のE-EK9が1997年8月22日に発売され、後期のGF-EK9が1998年9月3日に発売されましたがどれぐらいの性能かを例えるのに一番分かりやすいと思ったのがファミコンですが1983年7月15日発売で8Bit、そしてスーパーファミコンが1990年11月21日発売で丁度同じ16Bitという性能になります
【OKI】
M66589-858
8282291-BG2
ほほう、なるほどピンの端子配列なのは分かりますがどれがどの仕事してるのかGF-EK9の資料が無いのでよくわかりませんw
こちらはNECの1607と書かれたチップ
【NEC】
1607(A2)014
9829KP008
1607はJACK.015-.025 ".248" L SLD MNTで、シリーズを含み、バルクパッケージで動作するように設計されています。終端は、はんだで使用するためのデータシートノートに示されています。ベリリウム銅、コンタクトフィニッシュはゴールドで動作するように設計されており、コンタクトフィニッシュの厚さは10μin(0.25μm)で、全長は0.248 "(6.30mm)としても使用できます。さらに、テールタイプはテールなしです。 、デバイスは0.015 "〜0.025"(0.38mm〜0.64mm)で提供され、ピンの直径を受け入れ、デバイスの取り付け穴の直径は0.052 "(1.32mm)、フランジの直径は0.063"(1.60mm)、およびソケットの深さは0.205 "(5.21mm)です。
1606KL-05W-B59-L50、幅15.00mm、24VDC定格電圧で動作するように設計されています。終端は、0.252などの静圧機能を提供する3線リードで使用するためのデータシートノートに示されています。 H2O(62.8 Pa)では、サイズ寸法は正方形で動作するように設計されています-40mm L x 40mm H、および1606KLシリーズ、デバイスは8000 RPMRPMとしても使用できます。さらに、電力ワットは1.49W、動作温度範囲は14〜158°F(-10〜70°C)、デバイスのノイズは34 dB、機能は速度センサー(Tach)、およびファンタイプはチューブアキシャル、ベアリングタイプはボール、気流は8.1 CFM(0.230m3 / min)です。
1606Q16-Uは、THAT製のオーディオアンプバランスオーディオラインドライバICです。 1606Q16-UはQSOP-16パッケージで提供され、リニア-アンプ-オーディオの一部であり、オーディオアンプバランスオーディオラインドライバーICをサポートしています。
1606Q16-URとEDA / CADモデルはそれによって製造されました。はリニア-アンプ-オーディオの一部であり、オーディオアンプバランスオーディオラインドライバーICQSOP16をサポートしています。
こちらもNECのチップ
【NEC】
C3621GC
9820A3005
長さ500フィート(152.44m)を含むピンの詳細を備えたC3608.38.01、動作温度範囲は-20°C〜60°C、電圧は350Vで使用するためのデータシートノートに示され、ワイヤーゲージ機能を提供します20 AWGなど、ケーブルタイプはマルチコンダクタで動作するように設計されており、通信、制御の使用法だけでなく、デバイスは8つのコンダクタの数としても使用できます。さらに、導体ストランドは、デバイスはゴム製ジャケット絶縁材料で提供され、デバイスのジャケット絶縁直径は0.360インチ(9.14mm)、ジャケットの色は黒、導体材料は銅、錫メッキです。
C362はインダクタキットおよびアクセサリです。MSS5131SMT電力2.2-390uH値、20%の許容誤差を含み、SMD / SMT終端スタイルで動作するように設計されています。シリーズは、製品を提供するMSS5131で使用するためのデータシートノートに示されています。パワーインダクタキット、パッケージングなどの機能はバルクで動作するように設計されており、動作温度範囲は-40 C〜 + 85 Cで、デバイスは0.16 A〜2.3Aの最大DC電流としても使用できます。さらに、インダクタンス範囲は2.2 uH〜390uHです。
POWEREX製の回路図付きC360N。 C360NはMODULEパッケージで提供され、モジュールの一部です。
東芝製EDA / CADモデル搭載のC3619。 C3619はTO-126Fパッケージで提供され、ICチップの一部です。
そして肝心のコンデンサですが恐らくMade in JAPAN品質のニチコン製のものでSTシリーズというものがGF-EK9の基板上に合計8個使われてる様です耐熱温度は105℃のもので一般的に家庭用オーディオなんかは85℃や少し高温になる部分には105℃が使われることが多いらしいそうですがさらに高温に耐えられる125℃なんかもあるそうですがいくら高温になる車用とは言えGF-EK9は助手席室内に設置されているので105℃のものに交換しておけば大丈夫と判断します中には125℃じゃないとダメだとか言う方も居るようですが・・・
と言うわけでGF-EK9のECU基板上に使われているコンデンサーをひらっていきます同じサイズの容量のものはカラー同色でまとめてあります
①470μF 25V
②220μF 10V
③33μF 35V
④220μF 35V
⑤220μF 35V
⑥47μF 10V
⑦33μF 35V
⑧100μF 10V
と、合計8個しかないみたいで拍子抜け
念のため基盤の裏側もハンダクラックが無いかチェック
見た目は大丈夫そうですが人間の目では追えないぐらい細かいクラックなんかもあったりしますがまあ大丈夫そう
GF-EK9にオリジナルECUで使われているニチコンさんのコンデンサのデータシートがあったので載せておきますこれを見ると確かに耐久性は105℃ですが耐久時間が1000時間と言う短さに驚きました物凄い単純な計算で考えると1日1時間乗ったとすると1000日で寿命を迎えることになります
1000÷365=2.7397
2.7年、つまり約3年でコンデンサー寿命が尽きることになりますがこれは105℃で使い続けた時間が1000時間なのですが温度が10℃低いとコンデンサーの寿命が2倍に延びるそうなので20℃で駆動させた計算にすると約5倍ぐらい寿命が延びる計算になるので
2.7(年)×5(倍)=13.5年
13.5年ぐらいはもつ計算となりますしかし自分のGF-EK9はとっくに20年経過してしまっているのでいつ液漏れや抵抗抜けの不具合を出してもおかしくない年数が経過しているということですね20℃で計算しましたが夏場の車内だと50℃ぐらいには上がるのでさらに寿命が短くなったりしますのでまあコンデンサーに限って言えば10年で車の寿命を迎えると言うのは当時言っていたのは嘘ではなかったのかもしれません
さあここからは純正に置き換えるコンデンサーの話になりますがモノタロウさんでも全く同じタイプはありませんがほとんどのコンデンサをHEシリーズでそろえることができましたが10V47μFのだけラインナップに無かったのでワンランク下ではありますがPWに置き換えて全て揃いましたただ基本モノタロウさんの最低ロット数が5個入りなのでバラ買いしたい人は秋月電子さんとかで買った方がいいと思われます
【HEシリーズ】
1個以外HEシリーズで揃えることができましたが温度範囲は-40~+105℃、耐久時間は4000~10000時間と純正の1000時間の最大で約10倍の耐久性向上一応カタログ値です
【PWシリーズ】
PWシリーズはHEシリーズよりも下位グレードの位置づけの商品みたいです。電圧で温度が変わるみたいですが− 55 〜+ 105℃(6.3 〜 100V),− 40 〜+ 105℃(160 〜 400V),− 25 〜+ 105℃(450V)で105℃ 2000〜8000時間保証の高信頼性品とこちらも申し分ない性能
①UHE1E471MPD6 ニチコン アルミ電解コンデンサ 25V dc 470μF
②UHE1A221MED ニチコン アルミ電解コンデンサ 10V dc 220μF
③⑦UHE1V330MDD ニチコン アルミ電解コンデンサ 35V dc 33μF ※③と⑦は同じ容量
④⑤UHE1V221MPD6 ニチコン アルミ電解コンデンサ 35V dc 220μF ※④と⑤は同じ容量
⑥UPW1A470MDD ニチコン アルミ電解コンデンサ 10V dc 47μF ※⑥のみPWシリーズ
⑧UHE1A101MDD ニチコン アルミ電解コンデンサ 10V dc 100μF
※耐熱温度は全て105℃
打ち換えてもらったものた先日返ってきましたので中身を確認
艶々した黒いコンデンサーがカッコいい
純正と変わってないみたいですが最初から付いてるのがSTシリーズでそれは廃盤となってましたので1個以外HEシリーズに交換
ボディーが黒い被覆でおおわれているのがHEシリーズ
唯一HEシリーズのラインナップでなかったこのコンデンサーはPWシリーズですがそれでも純正のPTシリーズよりは高性能に仕上がってます
裏側も綺麗に仕上げてくれてぱっと見どどを交換したのかよく見ないと分からないですが友人の友情価格の0円で感謝勿論詳しいことは書いてませんがお礼はしてますよ(笑)GF-EK9(後期)の基盤は二層基盤となっていてハンダの熱が通しにくくちょっとやりにくかったそうですが、その他にもハンダが痩せていた場所も補強してくれたり一通り点検してくれたみたいでこれでEK9の突然死におびえる日々から解放されました