プロゴルファーのコーチ日記 欲張りすぎると神様は微笑まない | 赤野コーチの「禅 メンタルトレーニング」 本当の自分の力を発揮する心のキーワード

赤野コーチの「禅 メンタルトレーニング」 本当の自分の力を発揮する心のキーワード

私に出会うと心が許される気持ちがする。 本当に嬉しい言葉をいただきます。
一つの出会いが人生を大きく変える、 そんなコーチでありたいと日々奮闘中!!
これまでの出会いから学んだ 本当の自分の力を発揮するためのキーワードを お伝えしていきます。

「ショットは絶好調なのにピンによらないんです。」

先日のラウンドレッスンで
前田プロが悔しそうに話していました。
ピン横3メートルについても
「なんでですかね」と納得いかない様子なので
どれくらいを目指しているのかと聞いたところ、
「べたピンか本当に納得できるスイングができたときです」

その話を聞いてどんなショットが出ても
納得できないはずだと思いました。

すべて駄目なところをあげて、
エネルギーを自分で落としているのです。

向上心が高いのはよいことですが、
そんな彼のゴルフを見ていると楽しくなさそうなのです。

また江嶋プロは、
パットやアプローチを大きくオーバーさせることが
たびたびありました。

そんなときは、
10メートルの下りのパットを無理に入れようとするなど
入れるか入らないかしか考えていないのです。

ねじ伏せようとして逆に大きくミスになり、
せっかくいい感じできていても
そこからリズムを崩していました。

タイソンによると、
パットがうまくて有名な先輩プロが、
あるときを境にまったく入らなくなったそうです。

今ではその状態を乗り越えたそうですが、
そのときのキーワードが
「けなげに打つ」だったのです。

上手にできるがゆえに、
自分はこんなものじゃないまだまだいけると
どんどん目標を高くした結果、
逆に入らなくなったのです。

もちろん向上心があるからこそで、
上を目指すのはプロとして当然のことです。
しかし人は欲張りすぎたり、自分への期待が大きすぎると
逆に完璧を求めすぎて不安が大きくなるのです。

これがさらにひどくなると
いわゆるイップスになっていきます。

そこでたどりついたのが
「けなげに打つ」だったのでしょう。
けなげなまでに謙虚にやる。
素晴らしい姿勢だと思います。

またあるトッププロの方は、
少々ミスがでても
「まあ、こんなものだ」と
素直にミスを認めて次に切り換えるそうです。
驚くほど結果にこだわらないのです。

もちろん技術的には世界レベルの方ですから
悔しさや納得いかない気持ちはもちろんあると思います。
でもそれを出すのではなく結果を謙虚に受け止める。

欲張りすぎるとおごりが出てくる、
そのことで逆にとらわれてしまうことを
経験の中で知っているのだと思います。

一方で3人はミスをすると、
結果にとらわれ引きずっています。
実力以上のことを望んでいます。

それも若さなのだと思いますが、
欲張りすぎると逆にとらわれてしまうことが
少しずつ分かってきたようです。

最近は以前より、謙虚と強気をうまく
使い分けられるようになってきました。

ちなみに前田プロの課題は、
完璧を求めすぎて自分を責めるのではなく
「まあ、こんなものか」と認めることです。

結果にこだわりすぎず
次のショットに切り換えることに挑戦しています。
また狙うときも、
ピンを見て不安がやってきたときは
無理にねじ伏せようとするのではなくて
グリーンセンターでOKと思うことで
視野が広くなることで逆に落ち着くことも
分かってきました。

江嶋プロは、
いつも「BEST」でないといけないと
思いこんでいたことが分かりました。

なので、ショットもパットも

全部無理をしていたのです。
今では「BETTER」をモットーにすることで

随分楽になり、
すべて一番のショットとパットを打つことに
全力を注ぐのではなくて、
ベターを心がけているので、
攻めるときと守るときのメリハリがついてきました。
結果的にゴルフのよい流れが出来てきました。

向上心は素晴らしい、
されど求めすぎるあまり

欲張りになってしまうと逆に傲慢になる。

傲慢な心には神様は微笑まない

私の人生でもこれからの教訓になりそうです。

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