元ソフトバレエの森岡賢が亡くなった。
まだまだ若い49才。
学生のころ狂ったようにソフトバレエばかりを聴いていた時期がありました。
イカ天系の空前のバンドブームが終わった反動からか、
ラブソングを歌うソロのシンガーソングライターが主流になった90年代前半。
このころはロックバンドもテクノもダサいって風潮がありました。
当時海外で流行ったエレクトリック・ボディ・ミュージックと呼ばれる音楽で、
ソフトバレエは日本のメジャーシーンに登場しました。
テクノ氷河期のその当時に友達にすすめられソフトバレエに夢中になり、
自分もそんな体感的音楽を目指していた時期がありました。
森岡賢はそんなソフトバレエの中でおねえ系のキャラ、
そしてライブではクネクネ踊りまくる当時でもかなり特異な存在。
そのころの音楽をリアルタイムでチェックしていた人ならば、
彼の写真をみればたぶん知ってるって人は多いんじゃないでしょうか。
そのくらいのインパクトはありました。
「ヴィジョンのない人は音楽をやる資格はない」
って森岡賢は音楽雑誌のインタビューで言っていました。
当時はいまいち意味が分からなかったのですが、
彼が言っていた言葉は今になって私の心に大きく響いています。
彼の訃報を聴いてから久しぶりにソフトバレエばかりを聴いています。
なんか昔に戻って学生当時の「無性に音楽を作りたい」と思っていた気持ちを
なつかしく思い出しています。
森岡賢よ、永遠なれ。
今となれば一番かっこいいと思うソフトバレエ曲。
ひたすら踊りまくっているのが伝説となった我らがヒーロー。