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今日は、行動分析学的いぬぼうかるた

『瑠璃(るり)も玻璃(はり)も照らせば光る』

と題してお話します。

 

○新企画

 

私たちは、日常たくさんの言葉を使っています。

 

しかし、きちっとした意味で使っている人は意外に少ないかもしれません。

 

なんとなく普段使いの言葉。

 

意味を捉えなおすことも面白いですが、具体的に行動分析をしたらどういう意味になるのか検証してみたいと思います。

 

故事成語はいろいろありますが、今回はメジャーでみんなが知っているだろう『いぬぼうかるた』に焦点を当てて分析してみようと思います。

 

ご興味がありましたら、お付き合いください。

 

○瑠璃(るり)も玻璃(はり)も照らせば光る

 

意味

 

①瑠璃も玻璃も照らせば光るとは、すぐれた素質や才能がある者は、どこにいても目立つというたとえ。また、そのような者が活躍の場を与えられたときには能力をいかんなく発揮するということ。

※ 参照元 故事ことわざ辞典

 

私事ですが、瑠璃も玻璃も知らなかったので画像を付けることにしました。

 

瑠璃(るり)

ラピスラズリのようです。

 

玻璃(はり)

水晶のようです。

 

んー、初めて知った(;^_^A

ラピスラズリとか水晶と言われればわかったのですが・・。

 

 

○ABA(応用行動分析学)で捉えると。

 

ABA(応用行動分析学)は、あいまいなことを具体的にすることからはじまるんですよ。

 

※捉え方のポイント

☑前提

 

『瑠璃(るり)も玻璃(はり)も照らせば光る』

 

もう一度、意味を読んでみましょう。

すぐれた素質や才能がある者は、どこにいても目立つというたとえ。また、そのような者が活躍の場を与えられたときには能力をいかんなく発揮するということ。

 

青文字に注目してください。

 

まさに、ABA(応用行動分析学)の根幹を成す部分です。

 

ちなみに、必ずしも優れた素質ではなくてもいいです。

 

今ある素質が発揮できる場にいくことで、今あるスキルでも、それ以上に力を発揮できるでしょう。


障碍者支援でも、

『仕事に人を合わせる』

     ↓↓

『人に仕事を合わせる』

 

という考え方をします。

 

『人に仕事を合わせる』とは

仕事の質を落として人に当てはめていくのではなく、仕事の質を挙げながらも、それぞれの工程に細分化し、得意な人に活躍してもらうという考えです。

 

障碍者支援・・・とすると、障碍者うんぬん・・・という考えに偏るかもしれませんが、障碍者・・・とつけなくても十分です。

 

場によって、磨かれる素質はあります。

 

おっと、横道にそれた(;^_^A

 

 

では、具体的に見ていきましょう!

 

○ABC分析

 

・ABC分析とは

行動の前後の状況を明確にする。

行動に対し、前後の状況はその人にとってどう機能したかを分析します。

 

設定

マンガが好きが高じて、漫画専門店に働くことにしたAさんという人がいました。

しかし、計算とか商品の整理がとても苦手です。

ただ、記憶力がとてもよくマンガをシーンごとに細かく記憶できる方でした。

子どもが

「ねぇねぇ、あのマンガの○○なシーンが出てくるでしょ。何巻の何ページだっけ?」

 

Aさん

「○○のシーンは、○巻の○○ページだよ」

 

と即答します。

この漫画本屋は大盛況になり、Aさんは名物店員になりました。

 

※フィクション

 

A(行動前の様子)

マンガ本屋で

子どもが、「あのシーンは○巻の何ページにあるんだっけ?」

 

B(行動)

「○巻の○○ページだよ」

(即答)

 

C(行動のあとの状況)

子どもから

「すげー!!ありがとう」といわれる。

(嬉しい)

マンガが売れる。

すごい店員がいると噂を広める。

※教えたことが、事実だった。

 

分析結果

Aさんは、意図して記憶していたかは別ですが、質問に即答することで、お客さんから称賛の声を聴きます。

さらに、Aさんはすごい定員という評判を得ます。(得ています)

 

行動(答えた)の結果、良い結果につながったのでその行動は増える可能性が高いです。

 

今回の場合は、もう見る角度を増やします。

 

とくに子供の賞賛が特別嬉しいと感じていなかった場合、質問に答える行動は何故発生したのでしょうか。

 

書店員だったからでしょうか。

 

それもあるかもしれませんね。

 

推測するに、この方の答える行動が発生する一番の要因は、伝えた結果が合っていたことだと思います。

 

合ってなきゃ、「すげー」はいただけません。

 

淡々と、聞かれたことに答えるという行動は、答えた結果に正解が伴うからという側面も考えられます。

 

今回の分析で伝えたいポイント

社会的評価がその人のやる気を引き出す要因・・・と決めつけた見方をするのではなく、同じ状況を見ながらも、違う要因は無いかと観察することが大切だと伝えたかったです。

 

社会的な評価は、誰でもできます。

 

しかし、本人がどう自分を評価しているのかは、とても難しいです。

本人も気づいていないことも多々あります。

 

まれに「なんだかわからないけどやっちゃんだよね」

 

という人がいたとしたら、それは行動の結果何かが得られているか、避けられるからのどちらか、あるいは両方が機能しているしかありません。

 

本人も気づいていないような、行動が発生する理由を観察できたら、凄腕の観察者だと思います。

 

一言でポイントをまとめます

 

「社会的評価=本人にとっての良い結果」

 

ではないですよってこと。

 

行動を分析するには、普段のその人をよく観察しておく必要があります。

 

人を知るからこそ、場をマッチさせることができる

 

ここが重要ですねっ!

 

○感想

この話はフィクションですが、漫画のシーンを覚えて伝えられる方はいるらしいです、実際。

 

九州のほうで、実際に書店で働いていて活躍しているそうですよ。

結構前に、聞いた話ですけど。

 

さて、瑠璃も玻璃も磨けば光る・・・のことわざは、素質や才能がある人・・・とたりました。

 

しかし、素質や才能は環境から育てられることもありますし、生きていることが素質であり才能かもしれません。

 

だから、私にはない・・・とか思わないで欲しい、私は思っています。

 

先ほどもポイントで話しましたが、

 

「社会的評価=本人にとっての良い結果」

 

ではないですからね。

 

すぐに社会的な部分を探して、あれは良い、あれはなんとか・・・と思わないで欲しい。

 

これは主観です。

 

大切なのは自分だからね。

 

自分を大切にしたうえで・・・が大事。

 

そう思うでしょっ!

 

○ABA(応用行動分析学)の根幹

応用行動分析学の目的の一つに「適切な行動を増やす」ことがあります。

 

「できていない」と思うのであれば、これまで書いたように具体的に観察することが良いですね。

 

環境を整えるだけで、解決することも多くあると思います。

 

それもこれも、まずは観察方法にかかっています。

 

そして、観察者自身の行動も観察した方が良いときもたくさんあります。

 

ABA(応用行動分析学)を学ぶといいことは、自分の見方・捉え方が変わることです。

 

まずは、やってみるところから!

 

今日の記事は、あなたにはいかがうつりましたでしょうか。

 

 

新解釈

『生きていることが素質であり才能。あなたが活きる場を見つけよう!』

 

 

次回予告

『老いては子に従う』

 

でお会いしましょう!

 

 

企画が楽しいなって感じたら、「いいね」をお願いします(#^^#)

 

 

といったところで、結びにします。

 

今日も、祓い申す。清め申す。

 

最後までご覧くださり、ありがとうございます。

 

また、お会いしましょう。