企業理念とDNAを遊びで考察
こんにちは今日は、企業理念とDNAを遊びで考察と題してお話しします。はじめに今年から神経心理学の勉強を始めています。その範囲で現在は脳の構造や神経の勉強をしています。聞きなれない単語や複雑な構造があり、頭パンクしそうです。しかし、面白い。何が面白いかというと、初めて知ることが多いからです。私の仕事は障碍者の支援をしていますが、発達障害はなぜ起こるのかをニューロンレベルから知ることができたのが新鮮でした。よく、発達障害は脳の器質的な障害と説明することがあります。簡単にいえば、発達障害は生まれつきある脳の病気です・・・と説明しています。脳の器質的障害といっても、何のことかわかりませんでした。しかし、一部はニューロンの遺伝子レベルが原因ということが分かりました。ニューロンの機能はタンパク質によって決まるのですが、DNA(デオキシリボ核酸)からRNA(リボ核酸)に転写され翻訳されることでタンパク質が合成されます。合成するには4つの調節の働きがあります。その中に、ジェネティック調節やエピジェネティック調節といった合成するための仕組みがあります。ちなみに、ジェネティックの意味は遺伝子をさします。エピは後天的という意味です。ここの調節がうまくいかないと、発達障害や他の病気につながる要因になります。エピジェネティックは、細胞の発生や分化、老化、生活習慣病、体質、ガン化などにも大きく影響していることが分かってきているようです。さて、ニューロンやニューロン内の働きは複雑でも、それらが私たちがよく見聞きする老化や病気の根本的な要因になると思うとより身近に感じます。逆に、なぜそれらが生じるかを知るには、ニューロン内にあるDNAやその仕組みを知ることがカギになるわけです。ざっくりとですが、因果関係がつながったように思えて面白かったです。まだDNAレベルなのでこれから脳部位の勉強をするとより分かるため、もうワクワクです。企業理念とDNAを遊びで考察ここからは遊び要素です。会社にもDNAを比喩表現で使ったりすることがあります。たとえば、会社のDNAは企業理念にあるとします。会社をニューロンとしたら、会社の役割はタンパク質を合成することが目的です。ここではタンパク質を社会的なサービスとしましょう。ニューロンの存在はもちろん単体で独立しているわけではありません。それらが集まって脳の部位を構成しています。脳の部位を地域社会としておきましょう。脳の部位はそれぞれ連携しながら、一つの脳として機能させながら、体を動かしています。一つの脳を日本とし、体を世界としておきましょう。上記の内容を逆から書くと、世界をよりよくするために、日本を活性化したい。そのために、日本を構成する地域社会にまず貢献することが必要。そのために、わが社は〇〇というサービスを行う。そのために、我々は企業理念というDNAからサービスを紡ぎだすとします。さて、冒頭で話した内容を加味し企業理念であるDNAの翻訳を間違えたらどうなるか述べてみましょう。企業理念をDNAにしたら、DNAがちゃんと継承されるか検証しなくてはなりません。遺伝子配列、つまり継承していきたいものごとがちゃんと継承されるかロジックを構築しなければなりません。よこしまな遺伝子を遺伝子配列を組み込むと、それは生活習慣・・・つまり、いろいろな支障につながります。また、ニューロンがニューロンとして、会社が会社として継続することばかりではなく、それを支える神経細胞(利害関係者)との連携も欠かせません。こういったものを土台として遺伝子に組み込むことが重要です。遺伝子に組み込まれたものは、要約して企業理念として抽象化されます。次に大切なのは、DNAの配列を抽象化した企業理念をどうやって読み出すかです。DNA配列を鑑みずに企業理念を読み出すと、それはイコールではなくなってしまいます。もちろん、環境によってDNAはある程度改変可能です。状況を見つつ、自社のDNAである企業理念を読み替えする調節は必要ですが、意訳して恣意的に解釈してはなりません。次に大切なのは、会社と会社の連携にあります。会社と個人、行政との連携もあるでしょう。つまり、ニューロンと同じく、会社は単に会社として存続することは難しいです。必ずどこかと連携しながら、存在していくことになります。良質なタンパク質、つまりサービスを作るには、DNAを踏まえたサービスでなくてはなりません。そのサービスを提供することで、ほかの会社や地域が元気になります。そして、自社もいろいろなところから良質なサービスを受けることで元気になっていることが分かるはずです。そうやって、協調しながら発展していく過程は、ニューロンも会社も同じとなります。そうすると、会社は必ず何かしらの刺激(サービス)を受けなければ存続できないことになります。つまり、会社であっても脳であっても刺激(サービス)を受けなければ存在できなくなってしまいます。活動するエネルギーがある限り、刺激し続け、刺激を受け続けて発展していくのが会社(ニューロン)であり日本(脳)です。さいごに雑な解釈ですみません(;^_^Aでも、こうやって覚えたものを恣意的に意訳するのは面白いです。もっと深堀り?することができますが、今日はこの辺にしておきます。会社に詳しい方が見れば乱暴な解釈に思えるかも・・いや、脳に詳しい方がみてもそうかも・・・いや、かもでなくそうだ。あくまで一個人の楽しみの範囲と認識していただければと思います。ただ、会社のDNAといったように比喩的に使われることがありますが、その比喩的に使っているものに対してその構造を触りだけ掘ってみたというのが今回の記事でした。脳の勉強は、意訳無しでしています。もっと面白い景色が見られるように勉強を継続していきます。