『欲望の街』を後にしたシクシクたちは、しばらく森の中を静かに歩き続けていた。
「ふぅ、街の後だからか、なんだか自然の空気が気持ちいいねぇ~。」
ピクピクは大きく深呼吸をした。
「たしかに。刺激がないのもたまには悪くないな。」
ノワノワも素直に空を見上げ、呟いた。
シュシュはふと足を止め、小さな泉を見つけた。
「あっ、みんな、見て!あそこに綺麗な泉があるよ!」
木々の間にひっそりと佇む小さな泉は、透明で澄みきった水面をきらきらと輝かせていた。
ゼンシーナが楽しげに手を叩いた。
「わぁ~素敵ね✨ 今日はここでゆっくり休んでいきましょうか~!」
泉のそばに腰を下ろした一行は、穏やかな静けさを心地よく感じていた。
シクシクがぽつりと口を開いた。
「僕たち、いろんなことを乗り越えてきたね。」
ピクピクがうなずいた。
「本当だね!僕、自分が何を求めてたのか、やっとわかったよ。」
シュシュも穏やかに微笑んだ。
「私も少しずつだけど、自分のワクワクが見えてきた気がする。」
ノワノワは静かに小石を泉に投げ込みながら呟いた。
「お前らと一緒にいると、なんだか自分が変わっていくみたいで、不思議な感じだ。」
ゼンシーナは優しく微笑みながら言った。
「ふふ✨それはきっと、みんなが本当の自分に近づいてるってことよ。ワクワクが広がってる証拠ね。」
静かな泉に小石の波紋が広がり、やがて静まっていく。
シクシクはその波紋を眺めながら、優しい気持ちで言った。
「この泉みたいに、僕たちが広げるワクワクもゆっくりと世界に広がっていけばいいね。」
みんなは微笑んで静かにうなずいた。
空には優しい星々が輝き始め、小さな泉の周りを柔らかく照らしていた。
──次の旅はまだ見えないけれど、きっとこの先にも意味のある出会いが待っている。
今はただ、この穏やかな時間を心ゆくまで感じていよう。
シクシクたちはその夜、安心したように静かな眠りについた。
🌟 つづく!
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