今日から2月ですね。2/4は立春。暦の上では春ですが、2月は1年の中で寒さが厳しく、空気の乾燥がより一層気になる月です。
寒いと体温は奪われ、血行も悪くなります。
空気が乾燥すると、肌や喉・鼻の粘膜はダメージを受け、風邪、インフルエンザといった感染症にかかりやすくなります。
早い方は花粉症の症状も出始めているようです。
この時期に特に気をつけなければいけないのが、ヒートショック現象。 凍えるような寒い日は、ゆっくりお風呂につかって冷えや疲れを癒したいですよね。
ところが、この寒い冬の入浴には危険が潜んでいます。
一般的な日本の住宅では、家族の集まる居間などは暖房器具を置いて暖かくしますが、浴室や洗面所、トイレ、廊下などを暖めるという習慣はないです。
そのため、お風呂に入ろうと、暖かい居間から寒い浴室へ移動し、熱い湯船につかると、体は急激な温度変化にさらされてしまいます。
私たちの体には、体温を一定にキープするために、暑いときには血管を拡張し、体内の熱を放出しようとし、寒いときには血管を収縮し、体外に熱を逃がさないようにする仕組みが備わっています。
血管が収縮すれば、心臓はいつも以上の力を使って全身へ血液を送り出そうとするため、血圧は急上昇します。血圧が急上昇した直後に熱い湯船につかれば、血管は拡張して血圧は急降下します。
そうなれば、心臓や血管などに大きな負担がかかってしまうのです。また、血圧の急降下は、貧血を引き起こし、立ちくらみによるけがや溺水につながる恐れもるので注意が必要です。
このように急激な温度差による急激な血圧や脈拍などの変動や、そのことで体に出てくる様々な影響のことを『ヒートショック』といいます。
ヒートショックは、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血など深刻な疾患につながりやすく、場合によっては、死に至るケースもあります。
日本国内でヒートショックによって亡くなる方は、年間で1万人以上といわれ、これは、交通事故で亡くなる方の数を約3倍も上回っているそうです。
特に、高齢者は影響を受けやすいといわれていて高血圧や動脈硬化、糖尿の傾向がある人も注意が必要です。
ヒートショックを防ぐには“温度差を減らすこと”が大切です。
それには、十分な暖房設備と防寒がポイントです。 脱衣所やトイレに暖房器具を置いて暖めたり、入浴前にお風呂のふたを開けたり、シャワーをまいたりして、蒸気で浴室全体を暖めておきましょう。
浴室の床にマットやスノコを敷くことも有効なんだそうです。
また、お風呂のお湯の温度を38~40℃くらいの低めに設定しましょう42~43℃の熱めのお風呂だと、心臓に大きな負担がかかります。負担をやわらげるために、手足にかけ湯をしてから湯船に入りましょう。湯船から出るときは、急に立ち上がると血圧が急降下する原因になってしまうので要注意です。
食後すぐの入浴や飲酒後の入浴も避けましょう食後は胃や腸など消化器に血液が集中するため、血圧が下がりやすくなっているので、入浴は食後1時間以上たってからにしましょう。
入浴前後には水分の補給を忘れずに。
家の寒いところへ移動するときには、上着を羽織りましょう。
特に朝起きてすぐのトイレは上着でしっかり防寒することが大切です。トイレは暖房便座もいいですね。
高齢者や心臓病の人の入浴中には、家族が声かけをして、一人暮らしの高齢者の場合は、可能であれば、日没前の気温が高く、明るいうちの入浴がいいかもしれません。
また、空気が乾燥していると、体からの水分の蒸散量が増加します。
乾燥の影響といえば、乾燥肌や肌荒れなど皮膚トラブルを連想しがちですが、乾燥は体の色々な部分に影響を及ぼします。
体内の水分量が少なくなると、血行が悪くなるため、心筋梗塞、脳梗塞などが起こりやすくなります。
それから、乾燥は筋肉の弾力も奪ってしまうため、寒さによる血行不良と合わさって、ぎっくり腰などが増える原因にもなります。
そして、喉や鼻の粘膜の乾燥は、免疫機能を低下させ、風邪やインフルエンザなど感染症の発症率を高めてしまいます。この時期も適切な水分補給(保湿)対策が大切です。
血流促進、お肌の乾燥対策には、やっぱり
アロマトリートメント
がおすすめです。
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2月におすすめの精油
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冷え緩和 レモングラス、ローズマリーシネオール
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寒暖の差が激しい時こそ、バスソルトに精油を垂らしお風呂に入れると、リラックス&デトックス効果や身体の保温効果も期待できます。
2月は「逃げる」とも言われ、あっという間に過ぎ去ったしまいそうです。寒暖差に負けず健やかにに2月を乗り越えましょう♪
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【2月の店休日】
毎週水曜・10(土)、11(日)