▼このトークの概要
シンクロニシティとは、「意味のある偶然の一致」のこと。
「シンクロが来た!」「最近シンクロが増えて・・」といった話題を目にしたり聞いたりしたことがあるかも知れないですね。
そういったものは、スピリチュアルや魔法や特別な人にしか関係がないものでしょうか?
「偶然」や「たまたま」といったシンクロニシティというものを、人生に活かすことはできるのでしょうか?
それを「シンクロニシティの専門家」である堀内恭隆さんにインタビューしてみました!
第1回:シンクロニシティを極めるためのコツとは?
第2回:シンクロを使いこなす人が自然とわかってることって?
第3回:シンクロをどんなプロセスで極めて行けばいいの?
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第2回:シンクロを使いこなす人が自然とわかってることって?
御土日古
でも多分、見てる人からすると、本がきてテンションが上がらないって、ちょっと理解不能な領域に入ってくると思うんですよ。
堀内
はい、はい。
御土日古
で、どういう感じだと分かりやすいかな?噛み砕けばいいかな?と考えてたんですけど……。
セッションしてる時に、「あ…こういうケースか-!」って思う時あるじゃないですか?
堀内
はい、はい!
御土日古
「そうきたか!」みたいな。そのテンションのような感じで、「本来たか!」みたいな感じだったんですか?
堀内
「準備がやっと整ったのかな」っていう感覚ではあります。その時には。「出すタイミングがきたんだな」っていう。なので、「読み取ろう」っていう風な感覚ではもういるので……。
堀内
「このタイミングで必要な事は何だろう?」っていう。「何で今のタイミングで出版が決まったのか?」っていう辺りから読み解いていく感じですかね。
御土日古
ああ-!
堀内
どっちかって言うと決まる事そのものが、もはやコントロールできる事じゃないですよね。そういう事って。こちら側で。どちらかと言うと「観察していく」という感じですかね。
御土日古
はあ、はあ、はあ……!
堀内
そうすると今のタイミングが見えてくるっていう感じ。だから例えばそうですね……。
僕で言うと、それこそ本で言うと、「引き寄せの法則」が少し前に凄いブームになっていたっていうことを僕はあまり知らなかったんです。実は。
御土日古
ああ-!
堀内
流行っているということ自体。で……、その情報を(本を出す直前に)ある程度抑えていったので、「ああ……そうすると、ある程度こういう概念……シンクロニシティっていう概念っていうのは、説明しないでも伝えやすいベースが出来てるんだな」とか。
これが10年前だったら多分シンクロニシティっていうテーマで出しても引っかかる人がほぼいないだろう。
御土日古
オカルトの一部の人しか引っかからないみたいな。
堀内
とか。あとはそもそも「何それ?」みたいな。後はエバンゲリオンっていうのがあって、「シンクロ」っていう言葉が出ていたり。
「シンクロ」っていう(概念や)言葉が広まっているという状況が起きてる。
御土日古
ああ、なるほどなるほど。
堀内
要はいろんな方が色々広めてくれていったベースがあるので、ここのタイミングで出すと、説明をしないでも広がりやすい土壌は出来ているなっていう。
だから10年前には決まらない訳ですね。このテーマの本は。生まれない。
といったように「今、私の人生で起きてる“これ”は、なぜ起きてるのか?」というのを、もう少し大きい範囲で見たりしますね。
明里
なんかこの「大きい範囲」で思ったんですけど、「シンクロを極める」という、今の堀内さんの話を聞きながら、なんとなく「視界がこういう感じだな」って思ったんですよ。
明里
この目の前で起きてる色々があって、それを……こういうちょっと離れたところから観察してる感じですよね。
堀内
ああ、そんな感じですね。
明里
なんかこう……非日常的なシンクロを期待してる人って、この中でもみくちゃにされながら見てる感じですよね。この視界の違いってあるなって。
堀内
ありますね。そこに埋没していると完全に取り込まれて一体化しすぎて振り回される。そこからもう一段階上がれば上がるほど見えるようになってくる。しかも自分以外の関連性も見えるんですよね。
世の中の動きとかも連動して全部動いてるので、「そうすると、この時代のこのタイミングに“これ”だな。」って。「だから今自分は、“ここ”に居て“これ”をやるんだな。」っていう……、全部繋がる感じですよね。
全体像が見えるっていうイメージ。
御土日古
きっとシンクロを起こしてる人ってビックリするほど輝いて(見え)るんでしょうね。
堀内
えっとあとね、(見ているところが)外側にあるんですよ。
御土日古
そうですね。
堀内
「シンクロを起こしてる」って見えるんですね、多分。
御土日古
だから超能力使ってるように見えてるって。
堀内
見えてるんです。
明里
そうそう。
堀内
「この人が凄い」から「凄いシンクロが起きる」「だからこの人みたいになりたい」っていう風にここにいる人は見てます、多分。
御土日古
見てる、うん。
堀内
見てる。
御土日古
もみくちゃの日常の中で全然シンクロはいっぱい転がってるけど、見えていないみたいな。
堀内
実は抜ける必要があるんですけど……、要はここ(もみくちゃの状況)の中から意識を、抜ける必要あるんですけどここ(もみくちゃの状況)の中に居ながら何とかしようとしてるんで、ここにいると思ってる人は、「“外”に行かなきゃ!」みたいな……、「変えなきゃ!」っていう風にもみくちゃになってる状態。
明里
あの……「シンクロを起こしたい!」とか、「大きいシンクロに出会いたい!」とかっていう時って「自分が何とかしてやろう!」みたいな感じの意識だなと思ったりします。
堀内
そうですね。自分っていうものが居れば居るほど、遠ざかっていく感じです。だから、「我(が)」っていうか……「自分」がいるんですよね。
明里
「“自分の力”で引き寄せるんだ!」とか。
御土日古
「我」がいて「自分」がいて、「自分の力で!」ってなって、「でも今は違う」って思いながらもみくちゃになってる所から、抜けて全体見て、「……ああ、こうか!」「こういうことか!」みたいな感じ。
堀内
「観察する」というのを、もう少し言っていくと、「自分が大きくなっている」んですよね。“私”という感覚が。
御土日古
ポイントですよ、きっと。
堀内
「私」っていう感覚はめちゃめちゃでかくなっていて、凄い小さな範囲って「“私”と“他人”」とか、「“私”と“その他の出来事”」が分離した状態でいるんですよ。小さな私の時って。
堀内
だから「コントロール範囲外」にいるような感じだし、「何とかして変えたい!」っていう意識なんですよね。
堀内
で、「私」という意識が大きくなると、全部「自分」の中に入ってくるので、色んな出来事が全部「自分の中」に入ってくる。そうすると、起きてくことを見ていくんですけど……
堀内
この感覚の事を、シンクロの達人で使いこなせている……見えている人は「当たり前」に言っちゃうから、「この(もみくちゃの)中」の感覚にいる人は凄く不思議には聞こえます。
「全部私が起こしている」みたいに聞こえちゃう。起こしてはいないんだけど、「私の意識」が凄い拡大してるから、「全部が私の中で起きているから」という感覚で見てはいるんですけど。
御土日古
自分の意識とか感覚とか、ある種ちょっと操作できる範囲も広がってる感覚なんだけど、でも多分超能力みたいに思ったように動かしてるわけではなく……。
堀内
ではないです。
御土日古
流れの中でそれを感じつつ、でも全然動かせない訳でもないんですよね。多分これ。
堀内
そうですね。どっちかと言うと、「全体が私」っていう感覚で、「“私”もその中」で、僕の場合「“堀内恭隆”が一部に居る」っていう感覚にいて、自分も含めてもっと大きな範囲も全部見ている感じ。
御土日古
ああ……ちょっと感覚的な、「自分ものじゃないけど、一部」として見えてますよね?
堀内
一部として見てます。自分ですら。
御土日古
だからこう堀内恭隆でのツールはこう動いたかみたいな。
堀内
そうそうそう。
御土日古
こう動く感じが、じゃあみたいな。
堀内
これは全体が何となく観察して見ているので、その中の「私の動き」と「周りの動き」全体を見ていると、「あ、こう繋がっていってるんだな。」っていう。
だから「全部が一緒に動いている」っていうのは、「シンクロとして映し出されるのが見えてくる」という感じなんですよ。わざわざ引き寄せる必要ないのがわかってきますね。
絶対に必要なものは自分の周りに配置されてるっていうのが、分かりまして……だからあと「ソウルメイト」とか、例えば「君の名は。」も凄い流行ったりとか、「ツイソウル」とか……流行りましたが、あの手のもやっぱり「奇跡」を求めてる人は気づかない。
御土日古
分かるわ-。「運命の人に出会いたい!」
堀内
「運命の人を探す」とか「運命の出来事」とか「運命の仕事を探す」といった時にも似たような事が起きていて、「今いる人」が確実に運命なんですよね。今一緒にいるということは。
御土日古
運命の概念的には間違いないですよね。だって運命って。
堀内
だから出会ってる。で、家にいる何かハゲたおっさんが「運命」とは認めたくないんです。例えば子供だった場合、確実に「運命」として自分と出会ってますけれども、言うことを聞かないクソガキを運命でいると思いたくないと……。
そういう人がいっぱいいる訳です。会社に居る上司、気に食わない上司が運命でいるとは認めたくない。
明里
認めたくない時には、本当に残酷な真実ですよね。
堀内
「何でコイツと?」っていう奴と一緒に居たりするわけじゃないですか?大きい所から見ると、結構割と受け入れられるんですけど、「ああ……だからこの人は配置されているんだな……。」って。
狭い範囲の中にいると、「私にはコントロールできない、どうしようもない酷い出来事」が起きたり、「酷い人がいる。」っていう風になってしまうので、受け入れたくないなんですね。
「シンクロ」も、実は「奇跡」も起きてるけど「受け入れたくない!」っていう状況が起きてます。
絶対に受け入れない、受け入れたくないから「この人じゃない人」を引き寄せるための何かを探す。
だから凄く輝いてる人たちと一緒に居る人たちを何やってるのかを知りたい。
明里
「何したらいいの!?」っていう感じですもんね……。
堀内
「何したら“ああいう人たち”みたいになれるの?」という感じ。ここが大きくなると、この人含めて全員奇跡的に本当にシンクロで運命として出会っていると理解できるので、後は「どう扱っていくか」だけになってくるんですけど。
第3回:シンクロをどんなプロセスで極めて行けばいいの?に続きます
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「シンクロニシティ」について、もっと詳しくしりたい場合にはこちら。
プロフィール
堀内恭隆(ほりうちやすたか)
「インスピレーション力®」トレーナー。一般社団法人LDM 協会代表理事。株式会社シンクロニシティ・マネジメント代表取締役社長。
認知心理学、脳科学、コミュニケーション、セラピー、コーチングなど様々なテーマを研究し、それらを統合した独自のメソッドLDM(ライフ・デザイン・ メソッド)を開発。個人に備わる能力を最大限に引き出すためには、インスピレーションを活用することが重要であるとし、そのための心と体の状態作りから行動に落とし込む方法までを伝えている。全国各地をはじめ、アメリカ、イタリア、中国、シンガポールなど、海外からも依頼される人気講演家として、絶大な支持を得ている。著書に「夢をかなえる人のシンクロニシティ・マネジメント(サンマーク出版)」がある。
一般社団法人LDM協会
http://www.lifedesignmethod.jp/
森野御土日古(もりのおとひこ)
動画の出版社 e-Heartの代表理事 「心や魂のプロを目指す人」のためのコンサルタント。口コミで広がり続け、生徒はすでに7000名を超えた。心・魂業界の専門家はみんな感じていたけれども、言えずにいた裏事情をさっくりしゃべってしまう動画が好評。夢は心・魂業界から依存が減り、専門性の高さによって評価される業界にすること。
佐々木明里(ささきあかり)
2014年、地球で生きる宇宙人を公言し活動開始。自身の身体に残っている「肉体のなかった世界の感覚」の視点から、地球の「無意識の当たり前」も疑い、より自由な新しい生き方を模索している。約10年に渡る深い内観を通して地球の「感情」についても探求、ワークによって心のしくみそのものを構築し直す「クリアランス・メソッド」を生み出し、現在は動画講座も制作中。