オリンピックイヤー | 浜寺水練学校アーティスティックスイミングDiary

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泳ぐ、演じる楽しさを伝えたい

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毎度ながらのお久しぶりの投稿です。

ブログは更新してませんが教室コースは毎週日曜日、ワイワイと楽しく、また、発表会に向けてのルーティーン作りも頑張っています。


さて、いよいよオリンピックが近づいてきましたね。様々な競技でも選考会が行われていて、テレビを見ながらいよいよだな~と感じています。

私が出たのは2008年の北京オリンピックですのでもう8年前になりますね。

引退してからの8年早かった気はするけど本当にいろんなことがありました。ここから長くなりますが…

北京オリンピックは5位という成績でした。
メダルが取れなかったんだなと思った時の気持ちは今でもはっきりと覚えています。
メダルも取れてないのに何を偉そうなと思われるかもしれませんが、私は5位という成績で気づいたことがありました。

それは今までの世界選手権、World Cup全てメダルを取らせてもらい、そのメダルを持って応援してくれてた方へ毎試合終わるたびに挨拶に行ってました。
そこで、メダルを見せながら

応援ありがとうございました。

と挨拶して回りました。
でも、オリンピックが終わったあとに私は、自分の手元に何もない…応援してくれた方にどうやって挨拶しよう…とすごく不安な気持ちになりました。


でも、試合が終わって自分の携帯を見るとビックリするぐらいのメッセージが届いていました。
その内容は

知り合いが出てるオリンピックはいつものオリンピックと違ってすごく楽しませてもらえたよ。

18年間お疲れ様。その18年間の頑張りが金メダルやね。

頑張る姿を見ていつもしんどくなった時に自分も頑張ろうと思えたよ。


温かいメッセージばかりでした。
選手村へ帰るバスの中で涙が止まらなかったです。

その時に初めて、本当に、本当に、本当に心の底から応援ありがとう。
と思えた気がします。

こんなにたくさんの人に支えてもらっていたのかと改めて思い、それまで自分が決まり文句のようにお礼を言っていたことが申し訳なくなりました。

このことに気づいた時にメダルは取れなかったけど5位という成績も私にとっては意味のある、これから生きていくなかでとても大事なことに気づかせてもらえたなと思っています。


今、オリンピアンとしてお話しさせてもらうことがありますが、私は必ず感謝の気持ちを持ってほしいとお話します。

改めて、周りの人に感謝の気持ちを述べていってほしいとはいいません。
でも普段の生活で、ご飯を作ってくれる人がいること、ほしいものが買えること、練習場所があること、コーチがいること、帰りを待ってくれる人がいること。もう一度見直してみてほしい。

ということをどこに行っても必ず伝えます。


引退して8年ですがこうしてお話をさせてもらう機会をもらえて私も当時の気持ちを忘れずに入れること、有り難いなといつも思います。




…かなり長くなりました;^_^A



いよいよ近づいてきたオリンピック。
どの競技の選手も悔いのないトレーニングをして出せる力を全部出し切ってほしいですね。


オリンピックイヤーということで私もオリンピックの時に感じたことなどちょこちょこ更新していこうと思います。

写真はシンクロを始めた時ぐらいの私と引退した年の私です。笑