先日金曜日、東広島芸術文化ホールくららでのクラシックキャラバンの公演に出演させていただきました!!!


共演は長谷川陽子さん、小林美恵さん、嘉目真木子さん、司会は朝岡聡さんという素晴らしい方々。


弾かせていただいたのは、エルガー愛の挨拶、フランクバイオリンソナタの4楽章、サンサーンスの白鳥、ベートーヴェンの月光ソナタ。


愛の挨拶は以前から大好きな曲で、サンサーンスの白鳥も聴けば聴くほど感動が深まる曲です。

長谷川さんの白鳥は本当に心を打つもので、心の中に深く残りました。大尊敬です!!!


フランクのバイオリンソナタは、海外でもよく弾いていてとても思い入れのある作品。ドイツやスイス、いろいろな場所で何度も演奏してきましたが日本でははじめて。独特の影のあるハーモニーが摩訶不思議なファンタジーの世界に連れて行ってくれる唯一無二の作品。最終楽章の高揚感は、いろいろな感情が渦巻いた上での(短調からの借用和音が多く出てくるため)ハッピーエンドという感じで、ドラマティックな中間部と穏やかな主旋律が、まさに人生を表しているように感じられます。小林さんの深みのある美しい、かつ孤高の音色からは、素晴らしいソロヴァイオリニストの人生の音色をひしひしと感じ、大変に感銘を受けました。


さて、ベートーヴェンの月光ソナタは私の大好きな作品。アイディアマンであるベートーヴェンが中期の最初の方にまたソナタの開拓を進めている時に作られました。13番とともに幻想曲風と書かれていて、古典的な枠組みを越えようとしていることがわかります。ダイナミクスもテンポもどんどん加速していくドラマティックな作品、cis-mollという調性も私は大好きで、野平一郎さんのソナタの解説を読んだり、歴史上のいろいろな名演を聴きながらこの作品を勉強する課程は本当に楽しかったです。弾けば弾くほど好きになるのがベートーヴェンです。


MuTiaの皆様の演奏も素敵でした!!!✨


翌日にはスイスに戻り、今はドイツのコンサートへ向かっています。

クラシックキャラバンは広島だけの出演でしたが、この度いらしてくださったお客様に楽しめていただけたことを願っております。❣️


今後12月、4月、6月とまた日本帰国して演奏会をいたします。広島の皆様にもまたお目にかかれる時を楽しみにしています✨✨✨


ありがとうございました💕💕