アメリカンスクールの
日本人お母さんとの情報交換では、
恐ろしい、
集団レイプの話も出る。
真昼間、
WEMBLEY地区₍ロンドン北部）のバス停で待っていた、
女の子が、
集団の男どもに、路地に引き込まれた、とか。
Wembleyの路地は、暗くて狭い。
通行人は、いちいち、路地を見て歩かない。
叫び声でもあげれば、助けも来るが、
口も塞がれてはどうしようもない。
大通りのバス停でって？って思うけれど、
このWembleyは、建物が隣立していて、
路地が多い。
英語教室に通うため、
当時私は、ロンドン西部の
Ealing地区からFinchleyという駅まで、
バスで通学していた。
バスは、Wembleyを経由して、Finchleyに行く。
Ealing地区、Acton地区は、
日本人の多い、比較的犯罪が少ない地域だったのだが、
Wembley付近は、
雰囲気は変わる。
確かに、昼間でも、
人通りが少なくなったところを、
集団で、女の子一人を
路地に引き込むのは簡単だ、と、
思った。
このような場所は、
車で迷ったって怖い。
信号で停止したところを、
ドアロックしていない車が、
ドアを開けられて、
強盗にあったという話は多々ある。
ロンドンのイーストエンドも怖い。
グリニッジに遊びに行くには、
イーストエンドを通る。
イーストエンドと言えば、
ジャックザリッパーのホワイトチャペル。
その当時でも、結構こわかったのだ。
移民の人が多いのだろうと推測される地域。
信号で停まると、
車のロックを何度も確認していた。
（つづく）