盆の墓参り | 隠居ジイサンのほんわか日誌

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九州北部の街で、愛するカミさんとふたり、のんきに暮らしているジイさんの記録

午前中、お盆で帰省してきました。きょうも猛暑日。車のエアコンがずっとフル運転でした。

まずは、わたしの実家の菩提寺へ。真宗大谷派(東本願寺)のお寺です。山裾にあり、境内はうっそうとしています。クーラーいらず。ここは別天地です。

まったくの偶然なんですが、カミさんの両親は、すぐ隣のお寺の納骨堂に入っています。そちらは浄土真宗本願寺派(西本願寺)。カミさんの実家は去年「家じまい」をしましたので、もう家も仏壇もありません。お墓もありませんから、納骨堂にお参りするだけになりました。

両方のお寺さんにお参りをしたあとは、わたしの実家へ。

実家は弟夫婦が継いでくれています。13日に、次兄が帰省してきたとか。次兄にも2年くらい会っていません。わたしは男ばかりの4人兄弟ですが、両親とも既に亡く、それぞれ遠いところに住んでいると、慶弔ごとでもないかぎり、なかなか会う機会がないですね。

 

わたしの実家の仏壇の上に掛かっている額。

習字の先生をしていた母の姉(故人)が書いてくれたもの。おっとりとして、いつもニコニコとしたとても優しいおばちゃんでした。農業をしながら、50の手習いで習字を勉強し直し、近所の小学生に習字を教えるまでになった努力家のおばちゃんです。

尊敬するなぁ。

 

「恩徳讃」と書いてあります。

「恩徳讃」とは、ざっくりいえば、仏様の救いや先達の教え(恩徳)に感謝する歌(讃)のことです。浄土真宗の宗祖・親鸞聖人が詠んだ歌です。

 

如来大悲の恩徳は
身を粉にしても報ずべし
師主知識の恩徳も
ほねをくだきても謝すべし

 

仏様や先達の恩に、粉骨砕身、報いて感謝すべし。

わたしたちだけでなく、親鸞自身に向けた言葉でもあるのでしょう。

生かされていることに感謝して、毎日を、きちんきちんと生きましょうということですね。

嗚呼、我、日々、反省!

 

行き帰りで約4時間、お盆で幹線道路が渋滞しており、久しぶりに長時間運転したので、少々疲れました。

 

南無阿弥陀仏

南無阿弥陀仏