東海地方に住んでいる三男の顔を見に行ってきました(その3) | 隠居ジイサンのへろへろ日誌

隠居ジイサンのへろへろ日誌

九州北部の街で、愛するカミさんとふたり、ひっそりと暮らしているジイさんの記録

先週土曜日から月曜日までの2泊3日、東海地方に住んでいる三男(32歳・独身・大学教員)の顔を見に行ってきました。

 

3日目。3月25日(月)。

福岡へ帰ります。

3日連続の雨でした。大降りはしませんが、傘が必要なくらいのシトシト雨。気温も低めでした。泊まっていた駅前のホテルで朝食をすませ、名古屋駅へ向かいます。

三男の家から福岡市のわが家まで、私鉄や新幹線を乗り継いで6時間くらいかかります。

あ~あ、遠いなぁ。近所の大学に転職にならんかなぁ。

 

朝8時台の特急で名古屋駅へ向かいます。

指定席が最後尾の車両でした。デッキに出ると、鉄ちゃんが大喜びしそうな運転席がシースルーです。

鉄ちゃんじゃないけど、これは楽しい~!

 

のんびりした車窓の景色を眺めながら、10時前に名古屋駅に到着。

2時台の新幹線の発車時刻まで5時間ほどありました。ちょっとだけ観光。

名古屋の観光のメインといえば、名古屋城と熱田神宮のようですね。

名古屋駅から名鉄で熱田神宮へ。

 

駅のコインロッカーに荷物を預けて神宮へ向かいます。神宮は駅のすぐ横。

熱田神宮は三種の神器の一つである「草薙神剣」が祀られており、伊勢神宮に次いで格式が高いお宮として崇敬を集めています(ネットから引用)。

6万坪の広大な神域は、うっそうとした森になっています。

 

これは、織田信長が桶狭間の戦いで勝った記念に贈った「信長塀」です。

 

本宮。

 

伊勢神宮とほぼ同じ造り(神明造り)だとか。

 

本宮の後ろをぐるりと回る「こころの小径」。人が少なくて静かでした。ここはよかった。

 

神楽殿。神楽を奉納する建物です。

 

斎館。枝垂桜がきれいでした。

 

大楠。

 

参道の中ほどの場所。

参拝の人もほどほどにいて、にぎやか過ぎず、しっとりとしたいい雰囲気でした。

 

正門。

 

名古屋に行く前に「ブラタモリ」という本を読んでいました。

この本によると、現在の名古屋市の碁盤目の繁華街は、名古屋・熱田台地の上に徳川家康が築いたそうです。北の端が名古屋城で、南の端が熱田神宮だとか。

上写真の正門が熱田台地の南端だったとのこと。写真はありませんが、たしかに、正門前の道は向こう側に下がっていました。そんなことも現地で見るとおもろしろいもんです。

 

カミさんが、正門近くのマンホールの蓋を見て「これ、なんの絵やろか?」と首をひねっています。

火星人のような絵が描いてありますねぇ。まさか神宮の神さまの絵? 熱田神宮に関係あるのかなと思って、帰宅後ネットで調べたら、名古屋市水道局のマスコット「ミズズマシ」だそうです。
シュールやな。

とても立派な神社でした。行ってよかった。

 

名鉄で名古屋駅へ引き返します。

三男が買ってくれたガイドブックを見たら、駅の近くの「ミッドランドスクエア」という高層ビルの44~46階に「スカイプロムナード」という屋展望フロアがあるとか。

屋内ではなく屋外? 

小雨が降っていますが、なんとかなるでしょう。

田舎モンは、都会の高いところが好きなんですよね(笑)。

当日の空模様はこんな感じ。

 

駅前の道を渡った場所にある「ミッドランドスクエア」という高層ビルです。

 

上の方は雲の中。

ビルの中は超高級ファッション店がずらり、飲食フロアもあります。

上階には高級レストラン。

こりゃすごいや。

展望フロアへはシースルーの専用エレベーターで一気に昇ります。

展望フロアの入場料は一般1,000円ですが、65歳以上は500円。受付のお姉さんに聞いたら、年齢は自己申告でいいということでした。なので、67歳のジジババふたりで1,000円。

 

受付のお姉さんいわく「展望フロアは屋外です。きょうはすこし寒いですし、小雨が降っていますから傘も必要です。現在、雲がかかっていて、遠くまでは見通せません。よろしいですか?」とのこと。

まあ、いいでしょう。せっかくですから行ってみましょう。

さらに、長い長いエスカレーターを昇ります。

 

到着。

3階分ぶち抜きです。

 

すごく広いフロアです。天井がありませんから、雨が降ってきます。

 

ただ、屋外といっても回りにガラスはありますから、強い風があたることはありません。

だぁれもいませんねぇ。ジジババふたりだけ(笑)。天井がない、ひっそりとしたビルの中で傘をさして歩き回るって、ヘンな感じです(笑)。

降りるときになって、家族連れが1組入ってました。

 

受付のお姉さんのいうとおり、外は雲の中です。下界しか見えません。

うわ! 高い!

 

駅ビルがSF映画の一画面のようです。

 

ハハハハハ、いい思い出になりました。「名古屋の高層ビルに昇ったら、雲で、なんにも見えんやったね」と、印象深い(笑)思い出話がひとつできました。

 

お昼です。

すでに1万歩超えです。飲食フロアまで降りて、ランチを食べ、コーヒーを飲んで時間つぶしをしました。

 

3日間、よく歩きました。翌日、カミさんは朝からパートです。観光はこれでおしまい。早めに新幹線のりばまで行き、ごったがえす待合室で1時間くらい待ち、次男ちのお土産に「きしめん」と「ういろう」を買い、コンビニおにぎりとお茶を買って、午後2時41分、名古屋駅を出発です。駅のこちら側は、博多駅のほうが賑やかやな。

ウトウト、モグモグしながら博多駅に着いたのが午後6時03分。

やっぱり遠いなぁ。

 

今回は、三男が、ホテル選びや特急列車の予約、寿司屋の予約をしてくれ、名古屋駅まで迎えに来てくれて、名古屋城にも付き合ってくれたし、ガイドブックまで用意して、チチハハにとても気を使ってくれました。

わが家の三人息子の中では、三男がいちばんのおしゃべりです。カミさんも息子から優しくしてもらったのがとてもうれしかったようで、見送ってくれたバス停から歩いて帰宅する三男の後ろ姿を見ながらウルウルしていました。

ありがとね、三男くん。

元気で励めよ。

 

おしまい。