毎日の暮らしに欠かせない家電、生活用品、乗り物、ハイテク機器、文房具などに使われている最新の科学技術をわかりやすく解説してくれた本です。
例えば、駅の自動改札のしくみ、車の自動運転、デジカメの手振れ補正、無洗米、リニア新幹線の原理、向かい風でヨットが前に進める理由、ETCの仕組み、ビットコイン、ヒートテック・・・。
なるほど、へぇ~、がいっぱいです。
歩数計(万歩計)は、振り子のようなオモリがカチカチ動くもんやと思っていたら、いまのは加速度センサーというチップで「歩行か歩行じゃないかの揺れ」を判断するので、振り子式より正確なんだとか。そういえば、昔、腰につけていた万歩計はカチカチ鳴っていたけど、いまのスマホはそんな音しませんからね。音がしないのが当たりまえですから、不思議に思わなかったけど。
形状安定シャツ(ノーアイロン)は、濡れた状態で干した方がシワが伸びるのだとか。
シャープペンシルは、日本の家電メーカー・シャープの創業者が発明したのだとか。
ポストイットは、よくくっつく糊を開発しようとして、よくくっつかない糊ができた副産物だとか。
飛行機が飛ぶ仕組みは、まだ完全には解明されていないのだとか。
いろんな雑学が載っています。
5年前(2018年)に出版された本ですが、ハイテク技術、特にスマホ関係の技術は、ローテク爺さんでも「それって、もう昔のことばい」と感じさせるものもありました。それくらい、身の回りの道具や機能の進歩が早いということですね。
日々、研究をされている方々、それを製品として私たちに提供してくれる技術者のみなさんに敬意を表します。
日本製の紙おむつの、驚異のハイテク技術にちょっと感動!
いずれかはお世話になりますm(_ _)m