作家の伊集院静さんがお亡くなりになりました。享年73。
ふたりの美人女優を妻とし、恋もギャンブルもお酒もスポーツもと、派手な私生活でも有名でしたが、本業の小説では直木賞ほか諸々の賞、作詞ではレコード大賞、装いでベストドレッサー賞・・・国からは紫綬褒章。
かっこよすぎやろ!
そんな、世の男性から嫉妬される人でしたが、小説はとても味わい深いものが多かったですね。
ときどき、無性に読みたくなる作家でした。
読んだ本を掲示させていただき、ご冥福をお祈りいたします。
〇は印象に残った作品。
〇 | 機関車先生 |
〇 | 受け月 |
白秋 | |
乳房 | |
瑠璃を見たひと | |
あづま橋 | |
三年坂 | |
とんぼ | |
水の手帳 | |
時計をはずして | |
でく | |
駅までの道をおしえて | |
昨日スケッチ | |
峠の声 | |
〇 | 少年譜 |
眠る鯉 | |
冬のはなびら | |
空の画廊 | |
〇 | 志賀越みち |
この中では、少年が大人になっていくお話・短編集「少年譜」がいちばんよかった。泣きましたねぇ。
「志賀越みち」は、東京の大学生が京都・祇園の舞妓さんと恋に落ちる長編恋愛小説。狂おしくなるような筆致で、読み応えがありました。