読書録:「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和 | 隠居ジイサンのへろへろ日誌

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九州北部の街で、愛するカミさんとふたり、ひっそりと暮らしているジイさんの記録

佐藤可士和(さとう かしわ)さんは、その世界では有名なクリエイティブディレクター、アートディレクター、グラフィックデザイナー。

ユニクロや楽天、Tポイントなどのロゴマークのデザインを始め、セブンイレブンの商品パッケージの統一、企業、大学、病院、地域産業(例:今治タオル)などのトータルデザインを企画して、次々にヒットさせているすごい人。

その凄腕の源泉となるものが「整理」。

家庭内での整理・整頓ではなくて、あくまでもクリエイティブな仕事をする人むけの整理術です。

・空間の整理 

・情報の整理 

・思考の整理

この3つの整理がクリエイティブな仕事にはだいじ。自らの仕事の流儀を惜しげもなく披露しています。

「空間の整理」は、家庭内の整理と同じような考え方です。ムダなモノは処分し、だれでもがわかるように整理して、いつでも使えるようにしておく。モノの整理は頭の整理。机の上がぐちゃぐちゃだといいアイデアも浮かんでこない。

情報の整理、思考の整理は、ユニクロの柳井社長など、クライアントとのやりとりを紹介しながら、問題解決、目的達成の道筋がわかりやすく紹介されています。

クリエイティブディレクター、アートディレクター、グラフィックデザイナー・・・「分かりやすく分類するには、フレームを決めてフォーマットを統一する」なんていう、隠居爺さんが使わないようなカタカナ言葉が多いのはしかたないですが、オーソドックスな方法を深く追求して、お客様にも世間様にも喜んでもらえるよう、仕事に真摯に取り組んでいる姿が、さすが一流の人やなぁと、感心しました。

 

プライオリティって、最初、意味がわからんやった(苦笑)。