「歎異抄」梅原猛(講談社学術文庫)に、
・・・阿弥陀仏の身体の大きさについて「観無量寿経」には「仏身の高さは、六十万億那由他恒河沙由旬なり」と説かれている・・・(中略)・・・経典に説かれている阿弥陀仏の身長は、「六十万億×一千億×恒河の砂数×四十里」となり、われわれの想像を絶する大きさである。(195ページ)
と書かれています。
梅原先生が「想像を絶する大きさ」と書いた阿弥陀仏の身長を、ヒマな爺さんが計算してみました。
「阿弥陀仏の身長=六十万億×一千億×恒河の砂数×四十里」をエクセルに入力するとこんな感じです。
さすがエクセル! ゼロが80個くらい並んでもびくともしません。
なるほど、仏様の身長は、1.2E+78キロメートルやな。ジャイアント馬場よりかなり大きいな(例えが古ッ!)
これじゃあ、梅原先生が想像つかないのもわかるな。
「那由他(なゆた)」とか「恒河沙(ごうがしゃ)」というのは、万・億・兆・・・という数字の位で、兆の次が京で、京の次が垓(がい)・・・と続きます。4桁あがりの位取りになっています。
高校の教科書に下のような一覧表が載っていたのを、授業中、先生の話がさっぱりわからなかったわたしは、ヒマつぶしに丸暗記して、いまでもソラで言えます。円周率も50桁くらい暗記しました。自慢ですが、ムダな知識は豊富なんです(笑)。
↓ ネットからお借りましたm(__)m
キロメートルでは、数字が大きすぎてまったく想像がつきませんねぇ。
宇宙規模の大きさのようですから、キロメートルを、光が1年かかって到達する距離「光年」に換算して見ましょう。
1光年は約9兆5000億キロメートルです。
なんぼなんでも、「光年」なら想像がつくやろぉと思って計算した結果がこちら↓
1.2684E+65光年だそうです。もう、わけわからんくらいの身長ですね。
これだけゼロがならぶと、「〇の何乗」というのは簡単に言えますが、日本語でどう読んだらいいのかわかりませんよね。
で、上の表に倣って、日本式の読み方に置き換えてみました。
12不可思議6840那由他1000阿僧祇8295恒河沙4000極0000載0000正0000澗0000溝0000穣0000𥝱0000垓0000京0000兆0000億0000万0000光年
4000極の下はゼロが並んでいますから、読みを省略することとして、
阿弥陀仏の身長=12不可思議6840那由他1000阿僧祇8295恒河沙4000極光年
ということになります。
分かりやすいですね・・・どこがっじゃ!
ちなみに、ウイキペディアによると宇宙の大きさは半径465億光年だそうですから、宇宙の大きさは、
阿弥陀仏の身長=12不可思議6840那由他1000阿僧祇8295恒河沙4000極0000載0000正0000澗0000溝0000穣0000𥝱0000垓0000京0000兆0000億0000万0000光年
の赤字の部分くらいですね。
分かりやすいですねぇ。
南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏