今日は生きていれば、娘の14歳の誕生日です。何もしてあげられないのでお花を買ってきました。
まだまだ、これから恋をし結婚し子供を産んで等、女性として生まれてきて経験する事が沢山ある
のに死を選ぶしかなかった娘が不憫であしかたありません。親として、父としてもっと話す事があっ
たのに、もう話すことが出来ません。毎日、後悔の日々です。
娘が自死をしてから5ヶ月が経過します。やっと第三者委員会が立ち上がりましたが、行政のス
ピードの無さに苛立ちが抑えられません。自死後直後に学校でアンケート実施し数十のいじめを
匂わせる意見がありましたが、教育委員会の調査では結論としては、わかりませんでしたとの事
でした。全く納得がいかず再調査を依頼しました。アンケートに実名が出ている子供達は、親が
調査協力しないとの事で聞き取りすら実施されませんでした。何のためのアンケート実施だった
のしょうか?その親は自分の子供だったら同じ事をされたらどう思うのしょうか?逆にそんな親の
子供だから、いじめを行うのでしょう。
最近、いじめ調査の隠蔽のニュースがよく流れますが、私達も似たような状況です。隠蔽の事実
は今はありませんが、徹底的な調査をしますといっていきながら、徹底的に調査を実施されないの
は触れられたら困る事があるのではないかと思っています。人が一人死んで、アンケートを実施し
実名が出ても保護者が断れば調査対象から外れてしまう今の調査ルールがおかしいのではない
のでしょうか。今の調査ルールは学校側、教育委員会側にとって都合がいいようにしか作られて
いないと思います。改善していただきたい。
自死に至るすべてが分かるとは思っていません。すくなくともその一端に関わったのなら、素直に
詫びて欲しいだけなのです。アンケートに実名が出ている子達だけでも娘に詫びて欲しい。そんな
遺族のささやかな願いすら聞き入れていただけない。娘はどんな事をしても生き返る事はありませ
ん。遺族に恨むなというのは無理な話かもしれませんが、少なくとも現時点で実名が分かっている
子達がいるのなら、やはり娘の仏壇の前で詫びて欲しいです。自分達にとっては、そんなひどい事
とは思わなくても、当人にとっては苦痛だった事を知って欲しい。そうでなければ、その子はまた同
じ事をするだろう。いくら未成年とはいえ、反省をさせる場をつくってあげるのも大人の仕事ではな
いでしょうか。そのことを学校も教育委員会も考えていただきたい。