「どうせ当選しないんだから」と言いたい放題か？
これは驚き。自民党幹事長と言えば”幹部の中の幹部”で岸田総裁に次ぐナンバー2の立場。それが岸田総裁が肝入りで推進している政策の裏付けとなる財源を全否定するとか有り得ない。「成長戦略で税収アップすれば新たな増税は不要となる」って良く無能政治家が安直に言いたがる常套句で、東大→ハーバード大→マッキンゼーというインテリ経歴を持つ人の口から出るとは思わなかった
唐突な政策活動費廃止ぶち上げは最早コントだ。というのも幹事長最大の特権は政策活動費を管理し、誰にどれだけ配るかを決められること。要は今まで政策活動費の恩恵を最も受けていた人じゃん。それに今は幹事長なのだから何も「総理になったら」と仮定の話を言わず、そんなに問題がある制度なら幹事長の権限で即刻廃止にすれば良くね？
現時点での世論調査で茂木氏の支持率は2％とのことで、到底当選は不可能な泡沫候補だ。よって「どうせ当選しないんだから」と言いたい放題している感がある。「3年以内に結果を出せなければ責任を取る（辞任）」とカッコよく退路を断っでいるがそもそも総理になる可能性が限りなくゼロに近いんだからいくらでも言える。茂木氏と同じで支持率が低く、当選が難しそうな河野太郎氏も「裏金は全部返却させる」、「年末調整を廃止し全国民に確定申告をさせる」など非現実的なことを喚ている
しかしこんなこと言って総裁選が終わった後、茂木氏の党内での処遇はどうなるんだろう？某新聞で岸田総理が「アイツ何なんだっ！」と大激怒しているという記事を見た。もっとも岸田総理は次期総裁選に出馬せず隠居することが確定的なので「怖くない」といった感じ？「俺は幹部だったが本音は岸田政権の政策とは違った」と不人気政権と敵対し、新たな支持層を獲得する狙いか？しかしこれはとんでもない賭けだな