懐かしドラマ「プロポーズ大作戦」
2007年にフジテレビで放送された山下智久主演の連続ドラマ「プロポーズ大作戦」が、昨日まで地上波で再放送されていた。このドラマは当時かなりハマっていたが、何故かCS放送でも再放送されていなかったのでリアルや録画で見た。オッサン以外にもファンが多いようで、再放送の初回が始まると「待ってました」、「懐かしい」、「キター」とSNSがザワついた。
ベースはドラマや映画で過去散々擦られているいわゆる「タイムスリップ」モノ。ストーリーは健(山下智久)がずっと好きだった幼馴染の礼(長澤まさみ)が多田さん(藤木直人)と結婚式を挙げている会場で、「あの日戻って人生をやり直したい。そうしたら新婦の隣に座っているのは俺かも?」と心で呟いたところ、結婚式場に棲み付いている妖精(三上博史)に「俺が過去に戻してやるから頑張れ」と後押され、過去に戻って2人の歴史を変えようとする展開。
野球部3人と女子マネ2人の仲良し5人組が高校から大学までの数年間を歩んだ過去に戻りやり直そうとするので時代設定は完全に青春。この5人のキャラクターと関係性がすこぶる良い。当時のニュースやギャグなども織り交ぜ、笑わせるが時にはモノ悲しい。特に第5話が大好きで良く覚えていた。礼の爺さんが突然広島から上京するが、散々かき回した後、礼に会わず一人で帰ろうとする。礼は「どうせ正月にまた会えるし」と言うが、未来から戻っている健は爺さんが年末に他界し、正月には会えないことを知っているため「明日やろうは馬鹿やろうだ。今すぐ見送りに行こう」と礼の手を引っ張り爺さんに会いに行く。これはほっこりした。そしてこの回は健と礼がキスしており盛りだくさん。
17年前のドラマなので出演者はさすがにみんな若い。JK時代を演じた長澤まさみと榮倉奈々のミニスカ制服は反則だ。あんな美形女子マネが2人もいる野球部はこの世に存在しないで。濱田岳はこのドラマが出世作みたいになっているけど当時から存在感が凄い。妖精の三上博史はフジテレビの連ドラに良く出ていたが変人やサイコパスな役も多く、この役は楽しかった。一応「特別出演」枠なのね。