プロ野球対戦カード一巡 | うさぎ年牡牛座さとのブログ

プロ野球対戦カード一巡

3月末に開幕したプロ野球だが、昨日でセもパも対戦カードが一巡した。前評判通りだったチームや予想外の成績のチームなど様々。

 

セ・リーグの首位は何と2年連続最下位だった中日。オープン戦から調子は良かったけど単独首位は8年ぶり。去年までは「投手は良いけど打てない」と言われていたが、今年は内野ゴロなどで泥臭く点をもぎ取っている。中田翔の加入や去年までスタメンにいなかった三好、田中らの活躍が大きい。ただちょっと気になるのは直近の阪神3連戦。1勝1敗1分けに終わったが、無死2塁から点が入らなかったシーンもしばしば見られ、これは去年までと同じ現象。首位に立ったせいでメンタル変わったか?こんな攻撃を続けていると現時点で防御率1点台の投手がそのうち辛抱出来なくなるぞ。

 

中日とゲーム差無しの2位は昨年4位でCSにも進めなかった巨人。こちらもオープン戦から「若手野手の成長が凄い。今年はやるのでは?」と言われていたがマジ強い。直近で6連勝しており勢いは中日より上。野手ではルーキーの佐々木が話題になっていたが、慶応大卒2年目の萩尾が覚醒している。一番驚いたのは広いバンテリンドームで逆方向にホームラン打ったこと。この球場はなかなか入らんで。浅野、オコエもおり去年レギュラー掴んだ秋広は一軍ベンチにも入れない層の高さ。梶谷、丸は怪我治ってもポジション無いで。

 

投手も近年鳴かず飛ばずだったソフトバンクから移籍の高橋礼が大復活。かつて絶対的エースと呼ばれていた菅野は今年屈辱の先発6番手扱いで奮起したのか素晴らしい安定感を見せる。リリーフ陣も盤石。去年はWBC後遺症なのかほぼ使えなかったクローザー・大勢がエグいピッチング。サイドから158キロとか来たらそれだけでも打者は厳しいのに、そこからフォークとあるからな。ありゃ打てんで。

 

去年日本一の阪神はスロースタート。とにかく打てない。去年クリーンアップの森下、大山、佐藤輝が揃って打率1割台だし。ただそれで6勝8敗の負け越し2で堪えているのは怖い。オープン戦ボロボロだった守備は綻んでないしいずれ上位に出てくるかも?新戦力・前川がいいね。

 

パ・リーグはソフトバンクが首位。既に2位に2.5ゲーム差を付けている。山川とウォーカーの加入で打線が恐ろしいことになっている。1番から7番まで周東、今宮、柳田、山川、近藤、栗原、ウォーカーと並び、8番9番に牧原、甲斐の侍ジャパンコンビがいる。こんなの反則だろ!現在個人打撃成績打率は2位周東、3位柳田、4位近藤、6位今宮とTOP10に4人も入っているし。

 

4連覇を狙うオリックスは阪神同様スロースタートとなった。山本由と山崎福のローテーション投手が2人抜け、リリーフも宇田川が使えず投手陣が心配されたが投手は意外と頑張っている。ここも打線だ。森、頓宮、紅林が打率1割台だから。チーム打率・221はパ・リーグ最低。ただそれでも7勝8敗なのは中嶋マジック?ここもいずれ出てくるだろな。

 

開幕前は「どこが優勝してもおかしくない」と混戦予想が出ていたパ・リーグだが、ソフトバンクとオリックスの2強が抜け出すかも知れない。「若手投手陣が凄い」と高評価を受け、スタートダッシュを決めた西武だがソフトバンク戦で3連敗した上に17失点もしたのは期待外れ。何でこうなるのよ。