映画「裸の銃(ガン)を持つ男のPART1と3」 | うさぎ年牡牛座さとのブログ

映画「裸の銃(ガン)を持つ男のPART1と3」

以前このブログで映画「裸の銃(ガン)を持つ男PART2」を見たことを書いた時、「面白かったPART1がまた見たい」と言ったが、年末にケーブルテレビでそのPART1と、このシリーズ最後の作品となるPART3が放送された。

 

PART1は20代の時、初めてニューヨークで全編英語で見ており、その数十年後に日本で翻訳版を見ているので内容ははっきり覚えていた。秀逸な米国刑事コメディ映画で実に良く出来ている。発想も凄いが演者もいい味出している。OJシンプソン、レジー・ジャクソンというスポーツ界の超スーパースターが出ているのも面白い。

 

そしてPART3(タイトルは33 1/3)。これは全く記憶になかったので一度も見たことないのだろう。主演のトレビン刑事は定年退職しているが、テロ組織と対峙するため旧同僚から呼び出され、テロリストが服役している刑務所への潜入捜査を買って出て、テロの標的となっているグラミー賞会場でも大活躍する。相変わらずスケールが大きい荒唐無稽な発想と細かいギャグが数珠つなぎなのだが、なんだろう?PART1、2と比べるとやや面白味に欠けたような?期待し過ぎなのかな?

 

やはりトレビン退職後の話なので、愉快な同僚達と一緒にいるシーンが少ない。刑務所での潜入捜査のシーンが結構長く、テロリストと組んで脱獄を試みるのだが、いくらノンフィクションとは言え簡単に成功し過ぎなのでは?グラミー賞会場は、PART1のエリザベス女王が観戦するメジャーリーグの球場で、国家独唱のオペラ歌手は審判に扮して大暴れした設定の焼き直しっぽく、既視感があった。

 

人気シリーズの3作目は鬼門なのか。前作から作風は大きく変えられないが新しい要素も入れないといけないので苦戦する。「バックトゥザフューチャー」、「メジャーリーグ」、「ホームアローン」も3作目が作られているがほとんど印象に残ってない。このシリーズも3作目で打ち止めだが、この後を作るのは無理と判断したんだろな。そう考えるとハリー・ポッターシリーズって凄い。