自衛隊の日報について | うさぎ年牡牛座さとのブログ

自衛隊の日報について

安倍内閣の稲田防衛相が辞任した。辞任理由は、南スーダンでのPKO活動の日報問題で、陸上自衛隊が「破棄した」と説明しながら保管していた事態などの責任を取り、という解説がされているが、素人考えではこれって良いことじゃないのか?
 
だってその日報って「今、戦闘が起こっている」とか、紛争地でのPKO活動における生々しい記録であり、今後、自衛隊が他の地域でPKO活動行う時にとても役に立つものだろ。それを数年も経たないうちに「破棄」する行為の方が異常で、ちゃんと「保管」していた方が正しいだろ。それで責任取って辞任っておかしくないか?
 
まあ、「保管していた行為」が攻められたのではなく、一旦「破棄した」と言ったのに実はあったのだが、それを「今更言えないよね~」と隠蔽した行為が攻められたようだけど。稲田大臣は日報が見つかった時、恥をしのんで「すいません。実はありました。この日報は今後のPKO活動の役に立つので良かったです」と言えばだいぶ展開変わったのに。ただ、政府側が森友問題や加計問題で「書類は破棄した」、「記憶にない」の一点張りで逃げ回ってるから、1人だけ足並み乱すわけにはいかなったのかな。
 
さて、この日報の保存について、防衛省新事務次官になった豊田硬氏が「日報は防衛省内で一元的に10年間保存し、その後は公文書館に移管する方針」と表明した。こんな重要な文書当たり前だ。今まで速攻で破棄してたのが信じられない。それなら何のために日報作ってるんだよ。結局、後で何か追及された時に「棄てた」ということにした方が逃げ切れるので、「すぐ棄ててもいい」という内規を作っているのだろう。いかにも保身第一の官僚っぽい。でもこれはおかしい。官僚はどっち向いて仕事してるんだよ。