巨人・クルーズ、楽天に金銭トレード

楽天は巨人のルイス・クルーズ内野手（33）を金銭トレードで獲得したと発表した。出場機会を求めるクルーズと二遊間の補強を狙う楽天の意向が一致した。

いやー、これは驚いた。楽天にも巨人にもね。

というのも楽天は今年ペゲーロ、ウィーラー、アマダーと2番から4番まで外国人打者を並べるという超攻撃的打線が機能して優勝争いしている。よって、ここで外国打者を更に補強しても野手4人同時出場はルール上出来ないため、1人が使えなくなる。ペゲーロ選手が足の怪我で登録抹消となったための緊急補強のようだが、ペゲーロ選手の怪我は今期絶望レベルの靱帯損傷や骨折ではなく、「全治3週間」。つまり早ければ9月には復帰できる。これどうすんだ？

ソフトバンクとの優勝争いを勝ち抜くには8月の戦いは大事→でも強力外国人打者トリオが欠けてしまった→よし、この1か月のために打者補強だ、ということなのだろうか？優勝に対する凄い執念だね。まあメジャーリーグではよくあることのようだが。果たして結果はどうなるか見てみたい。

一方、巨人もよくクルーズを手放した。巨人は「そんなに要らんだろ」と他球団から揶揄されるほど選手をカキ集めても余剰戦力を「他球団で戦力になったら困る」と2軍に飼い殺しにすることをよくやるが、今回はあっさり放出した。出した相手の楽天はパ・リーグで、今年はもう交流戦も終わってるからか？同一リーグ相手だと、阿部のファーストコンバートで不要になり、DeNAに放出したロペスにバカバカ打たれてるトラウマがあるからね。