都市対抗野球はNTT東日本が優勝 | うさぎ年牡牛座さとのブログ

都市対抗野球はNTT東日本が優勝

第88回都市対抗野球決勝は、NTT東日本(東京都)が4本の本塁打で圧倒し、日本通運(さいたま市)に10-4で勝利し、電電東京時代の1981年以来、36年ぶり2回目の優勝を飾った。

 

いやー、面白い打撃戦だった。ちょっと前に都市対抗を見に行った時のブログでも書いたが、社会人野球は金属バットが廃止されてから極端な投高打低になっていたイメージがあったが、今年はやけに点が入る試合が多かった。1試合で同じチームが4本塁打とか、以前は有り得なかったぜ。

 

これは社会人選手が木製バットへの対応が進んだということなのか?まあ東京ドームは元々本塁打の出易い球場ではあるけど。決勝3ランとなったNTTの下川選手の3ランは、小柄な右投げ左打ちの選手が左中間に放り込んで仰天。NTTは9番打者の豪快な本塁打もあり、金属バット時代に戻ったみたいだ。当時は下位を打つ選手でも特大ホームラン連発してたもんな。

 

さて、個別に気になった選手を。2回に逆転2ラン打ったNTTの越前は懐かしい。横浜高校出身で福田(現中日)、上水流(現広島)、高濱(現ロッテ)と同時期に活躍していた。横浜高時代も6番とかクリーアップ以外を打ってて、そこでパンチ力見せてた印象。日通4番の北川も大阪桐蔭時代かすかに記憶ある。

 

投手では7-4と逆転した後、残り3イニングを抑えたNTTの渡邊が気になった。典型的な「パワー型セットアッパー」といった感じで、短いイニングならすぐにでもプロでも通用するのでは?高校、大学とほぼ無名の投手だが、これは秋のドラフト会議注目だな。

 

その一方、去年のドラフト会議で「150キロ右腕の隠れドラフト1位候補」とか持ち上げられながら指名漏れし、日通に入社した大物ルーキー生田目(元流通経済大)はがっくりだった。コントロールがバラバラな上、球速の割に速さを感じず、バント処理もミスした。結局9回に決定的な追加点3点を奪われ試合を壊した。やはり指名回避したプロ球団の目は正しかったのか?ただ馬力はありそうな感じだね。

 

やはり都市対抗野球は面白い。高校、大学時代に知ってた選手を見つける楽しさもあるし、世間的にはまったく無名でも「こんな選手もいるぞ」と発掘する楽しみもある。もっとメジャーになって欲しいな。