ウソ発見器しかない？？？

今日から「加計学園」の獣医学部新設や、自衛隊のPKO日報問題などをめぐって、安倍首相が出席しての閉会中審査が行われているが、相変わらず堂々巡りの議論で進展なし。そんな中、注目したのが前川前文科次官と和泉補佐官の答弁。

前川前文科次官

和泉総理補佐官から国家戦略特区における獣医学部の新設について、文部科学省の対応を早く進めろと、こういう指示をいただきまして、その際に、総理は自分の口からは言えないから、代わって私が言うんだと

和泉首相補佐官

前川さんに対して、スピード感を持って大事だ、こういうことをおっしゃったかもしれません。今おっしゃった、総理が自分の口から言えないから、私が代わりにと、こんな極端な話をしたら、私の記憶に残っております。そういった記憶は全くありません。したがって言っておりません。言っておりません（繰り返す）

この件は2人だけで会った時の話で録音もしていない。となると当事者同士で「言った言わない」の議論になるのでこれ以上どうしようもない。ただ、どちらかが嘘をついているのは間違いない。

でもこれ検証のしようがないんだよね。民進党は「嘘をついたら偽証罪として罪に問われる証人喚問に2人を呼ぶべきだ」と執拗に追及していたがピント外れ。だって、嘘をついたかどうかの判断は「真実」があってこそできるもの。今回みたいに真実は当事者2人しかわからいような場合で、どうやって「真実はこっちだ」と決めつけるんだよ。お互い「俺の言う事が正しい」と言い張るばかりだ。

こうなったらマジで「ウソ発見器」を2人にかけるしか無くね？この機械の精度がどの程度のものなのか信憑性も怪しいが、他に方法がない。あるいは催眠術師を呼んで自白させるとか。まあそんな事したら世界の笑い物かな。