この24台目
この状態で手元にありました。
さっそく回してみたところ・・・
問題点
・久々に出た!高速回転
33/45回転共に高速回転、速度切替とSTOPボタンはOKです。
・上の写真の通りターンテーブルシートが無い・・・
まあ後でどうにかしましょう。
目視確認
基板裏を見たらどうもいたるところ再ハンダの痕が。
基板上を見たところ全てのコンデンサ・トランジスタ・IC・ダイオード
更に半固定抵抗・スパークキラーも交換されてそうです。
前所有者は高速回転のこれを修理すべくそれらのパーツを交換した。
けど高速回転直らず、私の手元に来たのかもしれません。
だとしたら厄介かも(^^;
トランジスタに関して
ちなみにトランジスタは回路図上(左)に対してこの機械には右のものが取り付けられていました。
ちょっとだけ気になるのがQ4,Q6,Q7に使ってる2SC2240GRとQ15,Q17に2SC1815GRを使ってるところ。
これでいいのかどうか?私にはわかりません。
ということで私は今までの実績のある
Q4,A6,Q7→2SC828A、Q15→2SC1213D、Q17→2SC373
上記を実装します。
回路図 | 現機 | ||
Q1 | 2SA562Y | 2SA562Y | |
Q2 | 2SC458D | 2SC1815GR | |
Q3 | 2SC458D | 2SC1815GR | |
Q4 | 2SC538A | 2SC2240GR | |
Q5 | 2SC458D | 2SC1815GR | |
Q6 | 2SC538A | 2SC2240GR | |
Q7 | 2SC538A | 2SC2240GR | |
Q8 | 2SA562Y | 2SA562Y | |
Q9 | 2SA562Y | 2SA562Y | |
Q10 | 2SA562Y | 2SA562Y | |
Q11 | 2SC1213D | 2SC1213D | |
Q13 | 2SC458D | 2SC1815GR | |
Q14 | 2SC458D | 2SC1815GR | |
Q15 | 2SC1213D | 2SC1815GR | |
Q16 | 2SC458D | 2SC1815GR | |
Q17 | 2SC373 | 2SC1815GR | |
フィルムコンデンサに関して
C1に0.22uFのフィルムコンデンサが実装されていました。
回路図上は0.22uFでいいのですが、いままで扱ってきた多くのものは
0.47uFの電解コンデンサが最初から実装されていました。
そこで私は自信のある
0.47uFの電解コンデンサを実装します。
C9,C10共に260pFのフィルムコンデンサに付け替えられていますが
オリジナルは220pFのセラミックコンデンサのはずです。
ほぼ関係ないと思いますが私としては
220pF(221)のセラミックコンデンサを実装します。
電解コンデンサに関して
C16に47uFの電解コンデンサが実装されていました。
回路図上は4.7uFですし、いままで4.7uF以外の実装は見たことありません。
これは単純にミスだと思うので
4.7uFの電解コンデンサを実装します。
ダイオード(コモン以外)に関して
ダイオードは全く手持ちも無いので現在実装されているものを信じます。
パーツの交換
ということで、前回と同様のパーツを上記も踏まえて全て交換です。
詳細は前回の記事などを参照ください。
シリアルNoは2万9千万代で基盤のパーツは後期型です。
このあたりが境目なのかもしれません。
左が外したパーツ、右がこれから取り付ける新品パーツです。
いつものモーターの分解清掃・グリスアップや
各部の拭き掃除、ヘッドのクリーニングに隙間調整など一連の作業を行いまして
いざ回転!
まだ・・・
あれ・・・まだ高速回転だああああああ(´;ω;`)
ここまでやって考えられることは何でしょう??
そうですねぇ
ヘッドの故障?
よくよく見るとヘッドから基盤に繋がる配線がバンドで止められてなくぶらぶらしてる気がする!
ヘッドの端子見ると配線が後からハンダ付けされてる気がする!
ということで
こちらのヘッドを外して交換してみました。
その結果
見事に定速でロックすることが出来ました(^^)v
つまり、高速回転はヘッドの故障だったようです。
もしかしたら前所有者が交換していたパーツは全てそのままでもよかったかもしれません(笑)
まあ、自分の納得できるパーツに変えたからいいか!
余談 DP-1000
上の写真にもちらっと写っているDP-1000
意外と不人気で割安で入手可能
特筆すべきはDP-3000に流用できるパーツが結構あること!
磁気ヘッド、ターンテーブル、ターンテーブルシート、ストロボランプ
重宝してます。
もしかしてモーターも共通かなぁ?