安田記念回顧
香港勢は4頭全て馬群に飲み込まれ、勝ったのはまたしてもダイワメジャー。「もし勝つようなら稀代の名馬」と予想の段階で述べたが、どうやらその通りの名馬だったようだ。2000M以下でJRAのG1を4勝となると、おそらくタイキシャトル・アグネスデジタル以来の快挙であろう。あのデュランダルでさえ3勝だった。ダイワにそこまでの能力と成長力があると見抜けなかったのが、今回の予想の最大の反省点だ。ちなみに今年の安田記念の勝ち時計1.32.3は、2005年の安田記念と同タイムで決着しているのだが、そのラップタイムはというと
05年
12.2-10.7-11.0-11.7-11.8-11.4-11.3-12.2
07年
12.3-10.7-11.1-11.8-11.6-11.3-11.5-12.0
となっており、勝ち時計はおろか、その中身までもが酷似している。2~3ハロン目で一気にハイラップを刻み、その後も平均して速いラップを刻み続け、最後の1ハロンだけが12秒台という流れだ。末の瞬発力よりもスピードの持続力を問われる流れで、いかにもダイワ向きという気もするが、それでも05年は勝てなかったわけで、ダイワが今いかに脂がのりきった状態なのかがうかがえる。ただ、それでも予想欄で述べたように年齢の不安はついてくる。3歳春の時点で世代のトップに立つ完成度を示しながら、いまだにマイル路線のトップに君臨し続けている。昨秋の完璧な競馬からもわかるように、あの段階でダイワの心身は共にピークにあった。結果的に現在でもそのピークを継続していたということだが、躍進と共に衰退する時も急なのが競走馬の宿命。よもや次走の宝塚記念で突然能力が衰退することはないだろうが、秋のG1戦線となると予断は許さない。いずれにせよ、今回はダイワの完勝で、能力自体が一枚上手だったということだ。
2着のコンゴウリキシオーは、単騎で行けた際はある程度粘れると思っていたが、この馬も予想以上に走った。道中ほとんどからまれる事なく行けたのが最大の要因だが、この馬もまた今が最盛期にある。今後も前哨戦レベルならいつでも勝ち負けできる。いや、相手や展開次第では戴冠の可能性も否定できない。
スズカフェニックスは流れが向かなかった事もあるが、マイルはベストではないのではないか。確かに以前は中距離も走っていたし、東京新聞杯も強いレースだったが、高松宮記念の走りを見るとスプリントの方がより向いているようにも思える。陣営も、秋はまずスプリント路線に重きを置いたローテを組んでくるのでは。
本命にしたジョイフルウィナーは、いいとこなし。ほぼ最高方に近い位置を追走してたにもかかわらず、3角付近では既に手が動くしまつ。適正云々を語る以前に状態が本当ではなかったのかもしれない。他の香港馬も見せ場なし。ザデュークは昨年と同じ15着。日本の馬場向きではないのだらう。あとの2頭も実力の比較だけなら十分に通用の計算は成り立っていただけに、初の遠征が堪えたか、馬場が不適だったかのいずれかだろう。それにしても、これだから外国馬は難しい…。
今週は一段落してG1は、なし。エプソムCは登録が多く、まだ形が見えない。出走できれば、東京コースでショウナンタキオンの瞬発力が面白い。
05年
12.2-10.7-11.0-11.7-11.8-11.4-11.3-12.2
07年
12.3-10.7-11.1-11.8-11.6-11.3-11.5-12.0
となっており、勝ち時計はおろか、その中身までもが酷似している。2~3ハロン目で一気にハイラップを刻み、その後も平均して速いラップを刻み続け、最後の1ハロンだけが12秒台という流れだ。末の瞬発力よりもスピードの持続力を問われる流れで、いかにもダイワ向きという気もするが、それでも05年は勝てなかったわけで、ダイワが今いかに脂がのりきった状態なのかがうかがえる。ただ、それでも予想欄で述べたように年齢の不安はついてくる。3歳春の時点で世代のトップに立つ完成度を示しながら、いまだにマイル路線のトップに君臨し続けている。昨秋の完璧な競馬からもわかるように、あの段階でダイワの心身は共にピークにあった。結果的に現在でもそのピークを継続していたということだが、躍進と共に衰退する時も急なのが競走馬の宿命。よもや次走の宝塚記念で突然能力が衰退することはないだろうが、秋のG1戦線となると予断は許さない。いずれにせよ、今回はダイワの完勝で、能力自体が一枚上手だったということだ。
2着のコンゴウリキシオーは、単騎で行けた際はある程度粘れると思っていたが、この馬も予想以上に走った。道中ほとんどからまれる事なく行けたのが最大の要因だが、この馬もまた今が最盛期にある。今後も前哨戦レベルならいつでも勝ち負けできる。いや、相手や展開次第では戴冠の可能性も否定できない。
スズカフェニックスは流れが向かなかった事もあるが、マイルはベストではないのではないか。確かに以前は中距離も走っていたし、東京新聞杯も強いレースだったが、高松宮記念の走りを見るとスプリントの方がより向いているようにも思える。陣営も、秋はまずスプリント路線に重きを置いたローテを組んでくるのでは。
本命にしたジョイフルウィナーは、いいとこなし。ほぼ最高方に近い位置を追走してたにもかかわらず、3角付近では既に手が動くしまつ。適正云々を語る以前に状態が本当ではなかったのかもしれない。他の香港馬も見せ場なし。ザデュークは昨年と同じ15着。日本の馬場向きではないのだらう。あとの2頭も実力の比較だけなら十分に通用の計算は成り立っていただけに、初の遠征が堪えたか、馬場が不適だったかのいずれかだろう。それにしても、これだから外国馬は難しい…。
今週は一段落してG1は、なし。エプソムCは登録が多く、まだ形が見えない。出走できれば、東京コースでショウナンタキオンの瞬発力が面白い。
安田記念(G1) 予想
荒れ続ける今春のG1シリーズだが、今週の安田記念もまた難解な一戦となった。
実績ナンバーワンのダイワメジャーは、3歳春に皐月賞を勝ち、その後一時期のスランプを脱し、ついに昨秋心身共にピークを迎えた。もちろんG1連勝の実績は立派だが、昨年のマイル路線は決してレベルが高いとは言えない状況だった。それだけに単純に実績だけを評価するのは危険だ。また、ダイワは3歳春の時点で一度は世代のトップに立った馬。そして現在すでに6歳を迎えたわけで、そろそろ実力の低下を疑わなければならない時期でもある。3、5、6歳でG1を勝つとなれば、それこそ希代の名馬ということになる。ここは連下までにとどめておく。
マイル路線は昨年に引き続き、今年も低レベル。ただ少なくともダイワメジャ-に先着できる馬でなければ買えない。
日本馬では、競馬ぶりに明らかに本格化が確認できるスズカフェニックス。あとは、そのスズカと東京新聞杯で全く同じ33.3秒の末脚を繰り出したエアシェイディ。その東京新聞杯では、やや脚を余した感もあり、今回も侮れない。それと単騎で行けた際のコンゴウリキシオー。その3頭ぐらいだろう。
ただ本命は、香港馬から選びたい。昨年の安田記念は、香港のブリッシュラックが日本馬を寄せ付けずに完勝し、3着も香港のジョイフルウィナー。暮れの香港マイルも香港馬が上位を占めており、ことマイル路線に関しては現状の日本馬では及ばないだろう。ただ、どの馬を本命にするかは難しい。
昨年の3着馬ジョイフルウィナー、香港マイルを勝ったザデューク、この2頭が実績でリードするが、残るグッドババも香港マイル2着のアルマダに先着し、ジョイフルウィナーに対しても先着歴がある。エイブルワンもまた、前走でジョイフルとザデュークに先着している。つまりこの4頭、展開や状態次第で着順が入れ替わるような微妙な力関係であるようだ。そんなわけだから、明日のレースに一番向きそうな馬を本命にしたい。
結論は、ジョイフルウィナー。ダイワメジャー、マイネルスケルツィ、コンゴウリキシオー、ザデュークなど早めに仕掛けたい有力馬も多く、後方待機がハマリそう。このレースも2度目で、馬場に対する不安もない。日本馬に横綱がいない以上、相手も香港馬が中心。
買い目
馬連
4ー9 20%
6ー9 20%
4ー6 20%
8ー9 10%
9ー17 10%
9ー13 10%
2ー9 10%
実績ナンバーワンのダイワメジャーは、3歳春に皐月賞を勝ち、その後一時期のスランプを脱し、ついに昨秋心身共にピークを迎えた。もちろんG1連勝の実績は立派だが、昨年のマイル路線は決してレベルが高いとは言えない状況だった。それだけに単純に実績だけを評価するのは危険だ。また、ダイワは3歳春の時点で一度は世代のトップに立った馬。そして現在すでに6歳を迎えたわけで、そろそろ実力の低下を疑わなければならない時期でもある。3、5、6歳でG1を勝つとなれば、それこそ希代の名馬ということになる。ここは連下までにとどめておく。
マイル路線は昨年に引き続き、今年も低レベル。ただ少なくともダイワメジャ-に先着できる馬でなければ買えない。
日本馬では、競馬ぶりに明らかに本格化が確認できるスズカフェニックス。あとは、そのスズカと東京新聞杯で全く同じ33.3秒の末脚を繰り出したエアシェイディ。その東京新聞杯では、やや脚を余した感もあり、今回も侮れない。それと単騎で行けた際のコンゴウリキシオー。その3頭ぐらいだろう。
ただ本命は、香港馬から選びたい。昨年の安田記念は、香港のブリッシュラックが日本馬を寄せ付けずに完勝し、3着も香港のジョイフルウィナー。暮れの香港マイルも香港馬が上位を占めており、ことマイル路線に関しては現状の日本馬では及ばないだろう。ただ、どの馬を本命にするかは難しい。
昨年の3着馬ジョイフルウィナー、香港マイルを勝ったザデューク、この2頭が実績でリードするが、残るグッドババも香港マイル2着のアルマダに先着し、ジョイフルウィナーに対しても先着歴がある。エイブルワンもまた、前走でジョイフルとザデュークに先着している。つまりこの4頭、展開や状態次第で着順が入れ替わるような微妙な力関係であるようだ。そんなわけだから、明日のレースに一番向きそうな馬を本命にしたい。
結論は、ジョイフルウィナー。ダイワメジャー、マイネルスケルツィ、コンゴウリキシオー、ザデュークなど早めに仕掛けたい有力馬も多く、後方待機がハマリそう。このレースも2度目で、馬場に対する不安もない。日本馬に横綱がいない以上、相手も香港馬が中心。
買い目
馬連
4ー9 20%
6ー9 20%
4ー6 20%
8ー9 10%
9ー17 10%
9ー13 10%
2ー9 10%
ユニコーンS(G3) 予想
ユニコーンSは、3歳馬にとっては初めて行われるJRAのダート重賞だけに、毎年G3とは思えないぐらいの好メンバーが揃う。今年もまた例にもれず、将来にわたって重賞戦線を賑わせそうな馬たちが集まった。
そんな実力派揃いの中でも、ピカイチともいえる素質を感じさせるフェラーリピサが本命。クラシック路線に色気を見せて挑戦した芝の2戦に関しては、度外視していいだろう。もともと血統的にみてもダート馬であるのは間違いのないところだし、実際ダートでの3戦は全て3馬身以上の差をつけて勝っている事からも、ダートでの能力の高さは明らか。脚質的にも、ある程度前に付けて抜け出せる安定性もあり、いかにもダート向き。ヒヤシンスSは、同日に施行されたフェブラリーSとわずか1.1秒差。3歳の2月でこの数字だから、いかに器が大きいかがうかがえる。また、全国リーディングトップの岩田騎手が、この馬の主戦の座を手離したくないがために皐月賞馬ウ゛ィクトリーの鞍上を田中勝騎手に明け渡してしまったことからも、いかに岩田の期待が大きいかがわかる。不動の本命だ。
相手は、やはりロングプライドだ。この馬も圧倒的な実力を見せて勝ち進んできている。勝ったレースは全て一方的だし、叔父にウイングアローを持ち、父がサクラローレル。血統的にも大物感がある。まずは、この2頭の競馬だろう。
単穴は、ディオスクロイ。少しノドが鳴るところがあるようで距離延長に不安はあるが、ノド自体はデビュー前から鳴っていたようだし、今のところ競争能力にそれほどの影響はないようだ。休み明けだが、かなり早くからここに目標を置いていたし、デビューからの2戦に素質の高さが見てとれる。人気もなさそうだし、面白い存在だ。
あとは、芝でも重賞を勝ち、ダート適性も既に証明しているトーホウレーサー。初ダートもスピードと先行力のあるマイネルレーニア。昨年の覇者ナイキアースワークの弟で、ブライアンズタイムの仔らしく徐々に力をつけてきたドラゴンファイヤー。人気の一角シャドウストライプは、サクラバクシンオー産駒で距離不安は否めない。フェラーリピサから入る以上あまり手を広げられないし、人気を考えれば思い切ってバッサリ切る。
買い目
馬単
8ー6 40%
8ー9 20%
8ー12 20%
8ー13 10%
8ー5 10%
そんな実力派揃いの中でも、ピカイチともいえる素質を感じさせるフェラーリピサが本命。クラシック路線に色気を見せて挑戦した芝の2戦に関しては、度外視していいだろう。もともと血統的にみてもダート馬であるのは間違いのないところだし、実際ダートでの3戦は全て3馬身以上の差をつけて勝っている事からも、ダートでの能力の高さは明らか。脚質的にも、ある程度前に付けて抜け出せる安定性もあり、いかにもダート向き。ヒヤシンスSは、同日に施行されたフェブラリーSとわずか1.1秒差。3歳の2月でこの数字だから、いかに器が大きいかがうかがえる。また、全国リーディングトップの岩田騎手が、この馬の主戦の座を手離したくないがために皐月賞馬ウ゛ィクトリーの鞍上を田中勝騎手に明け渡してしまったことからも、いかに岩田の期待が大きいかがわかる。不動の本命だ。
相手は、やはりロングプライドだ。この馬も圧倒的な実力を見せて勝ち進んできている。勝ったレースは全て一方的だし、叔父にウイングアローを持ち、父がサクラローレル。血統的にも大物感がある。まずは、この2頭の競馬だろう。
単穴は、ディオスクロイ。少しノドが鳴るところがあるようで距離延長に不安はあるが、ノド自体はデビュー前から鳴っていたようだし、今のところ競争能力にそれほどの影響はないようだ。休み明けだが、かなり早くからここに目標を置いていたし、デビューからの2戦に素質の高さが見てとれる。人気もなさそうだし、面白い存在だ。
あとは、芝でも重賞を勝ち、ダート適性も既に証明しているトーホウレーサー。初ダートもスピードと先行力のあるマイネルレーニア。昨年の覇者ナイキアースワークの弟で、ブライアンズタイムの仔らしく徐々に力をつけてきたドラゴンファイヤー。人気の一角シャドウストライプは、サクラバクシンオー産駒で距離不安は否めない。フェラーリピサから入る以上あまり手を広げられないし、人気を考えれば思い切ってバッサリ切る。
買い目
馬単
8ー6 40%
8ー9 20%
8ー12 20%
8ー13 10%
8ー5 10%