私がニコンを使い続ける理由 | 1m71

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札幌出身。日本各地、デンマーク、米国、印度、豪州、現在京都と専門職資格を手に生き抜く。欧州一周鉄道旅行、Amishとの異文化生活と千ドル中古車で北米大陸二度横断、マザーテレサの家ボランティアと世界を探検中。インスタグラムはonlyzeiss。

デジカメ主流の世の中に逆らい続けるようにフィルムカメラのニコンF6を主力に使う私です。

私がニコンを気に入っているのは壊れないからです。(大事に使っているつもりで結果として荒っぽく使ってしまい満身創痍のF6にしてしまっているのが残念ですが)

きっかけは1988年の11月にベルリン(当時は東西ドイツの時代)で買った入門機のF-401がいまだに何の問題もなく使えてしまうのが怖い、じゃなかった、すごいと思ったからです。

残念ながらほかのメーカーの多くのオートフォーカスカメラはニコンほどの耐久性は与えられていません。(特に中級機とその下のクラス)

(ライカは別格として金属製マニュアルカメラは他のメーカーでも結構残っていますが)

あるメーカーのオートフォーカスカメラは、高級機を除きシャッターのダンパー部が経年変化で変質しシャッターが故障してしまいます。壊れたら修理はもうできません。

別のメーカーはエンジニアプラスチックが変質し、特にグリップ部がばらばらに割れてしまいます。


・・・ニコンにもべたつきと呼ばれる症状がありますが、最低限撮影はできます。


車の話になりますが、アメリカにいたとき、なぜ他のメーカーよりもホンダがアメリカで人気があるのか知りました。

Honda runs foreverとアメリカ人が言うようにホンダのエンジンの耐久性がずば抜けていたからです(当時)。

日本では以前車検制度の関係か、購入してから10年経つと車の査定価格は0円になったし、国自体が小さいのでそれほど酷使されません。

ところがアメリカには車検がなく、二十万キロ以上運転するのは当たり前。三十万キロだっています。エンジンを載せ換えるのも当たり前。長期間にわたり酷使されるからこそ車の耐久性がわかるのです。

私もF-401を26年間所有して、入門機といえども手を抜かずに造ったニコンのモノづくりの姿勢が好きだからこそニコンF6を主力に使い続けています。

F6よりも自分の方が先に壊れてしまいそうなのが残念。

ニコンは他にF2アイレベルとFM2チタンがありますが、100まで生きないと使い切れないかも。