三代にわたる一家族のよろめきドラマに宇宙全体が振り回される映画 | 1m71

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札幌出身。日本各地、デンマーク、米国、印度、豪州、現在京都と専門職資格を手に生き抜く。欧州一周鉄道旅行、Amishとの異文化生活と千ドル中古車で北米大陸二度横断、マザーテレサの家ボランティアと世界を探検中。インスタグラムはonlyzeiss。

 

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映画「スターウォーズ フォースの覚醒」をシドニーで観ました。


ネタばれがあるので注意してください。





一言でいえば、「三世代にわたる一家族のよろめきドラマに全宇宙が理不尽に振り回される壮大な物語、そして観客である世界中の人も振り回された映画」だと思います。

カイロ・レンはキレやすくライトセーバーで器物損壊してまるで幼稚園児そのもの。しかもライトセーバーを初めてさわったレイに負けるなんてもうパロディーとしか思えませんでした。

後半にハン・ソロが亡くなりますが、あれがなかったら何のインパクトもない映画になったと思います。

最後にルークがでてきますが、あそこまでもったいぶらなくてもよかったのにと思います。ハン・ソロを無駄死にさせたように思えました。


なんだか、宇宙戦艦ヤマトが映画「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」で終わったはずなのにその後も続々と製作され挙句の果てに死んだはずの沖田艦長を引っ張り出してきたようなもの。黙っていてもある程度の興行収入が見込まれるから制作したのだと思いますが、それに似た印象です。ルーカスフィルムと名前は残っているものの、あれはディズニー映画。映画の背骨となるコンセプトが変わってしまったと思います。非常に残念。


自作につなげるという点ではその役目を果たしたとは思いますが、面白くなかった。


タウンホール駅近くのジョージストリートの映画館で観ましたが、VMAX(大きなスクリーン)シアターでもなくGoldClass(座席がグレードアップ)シアターでもない一番安い普通のシアターの座席で25ドル(約2400円)は高すぎる。ところどころ生地が破れた座席があったりとひどかった。

25オーストラリアドル払った評価としては星5点満点で1.5点
日本で割引で1300円で観たとして2.5点

オーストラリアにいる人は25ドル払って観るに値しないと思う。
日本で1300円位で観られる人は、良くて普通の映画です。